梨の土壌検査報告会・秋季防除講習会を開催

 10月17日から18日にかけて,JA北つくばの梨生産組織を対象とした土壌検査報告会及び秋季防除講習会を開催し,管内の生産者計135名が参加しました。

　管内の梨生産組織では,毎年この時期に土壌診断を実施しており,ほ場毎に土の状態を把握して,来作に向けた土づくりや施肥の設計を行っています。普及センター及び全農いばらき生産資材部から,土壌診断結果を基にした個別の施肥設計や土壌改良資材による塩基バランス改善を提示して指導しました。

　また,秋季防除や落葉の処理を徹底することで春先の黒星病感染が軽減されるので,薬剤散布のタイミングや落葉の処理方法についても情報提供しました。

　継続した指導の結果,カリやリン酸が過剰だった園地が徐々に適正値に近づいて来たり,春先の黒星病発生もここ数年落ち着いてきています。普及センターでは引き続き,梨園の土壌改善指導を行っていきます。