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更新日:2022年12月9日
令和3年6月15日午後、下妻市果樹連合会青年部、青年農業士合同研修会が開催され、青年部会員、青年農業士等生産者25名と県関係者9名が参加しました。研修はナシのジョイント栽培、太陽熱還元消毒による白紋羽病対策、ハダニの天敵による防除対策について各担当生産者ほ場をまわりながら行われ、最後に農福連携の取組について事例が紹介されました。
ジョイント栽培では、ジョイント仕立てのほ場を見ながら園主から仕立て方の説明があり、続いて作業効率や収量が向上する等のメリットがあることなどが伝えられました。また、経験の浅い人に対しても管理作業の内容をわかりやすく伝えることができるとのことでした。
白紋羽病対策では、糖蜜資材を利用した太陽熱還元土壌消毒の実施結果について、普及センター職員から説明、担当した生産者からは、消毒後に植えた苗の生育がよく、土壌消毒の効果が実感できたとのコメントがありました。
ハダニの天敵による防除では、園主から以前ハダニが大発生し防除が大変になり天敵を使ったと導入の経緯が語られました。天敵に悪影響のある薬剤は使えないため使用できる薬剤は制限されるが、ポイントを押さえれば十分にハダニを防除できるとのことでした。
農福連携では、福祉事業所の農業体験の受け入れをとおして労働力を確保した生産者から、その内容が報告されました。園内の落ち葉やせん定枝を集める作業を依頼し、その結果は満足できるもので今後は他の作業にも拡大していきたいとのことでした。
今回の研修会は新しい栽培技術、病害虫防除、労働力の確保と幅広い内容でした。多くの若手生産者が参加し、各圃場では質問もたくさん出され経営改善に対する参加者の熱意が感じられました。
普及センターでは、これからも生産者の農業経営の改善や担い手育成等を支援していきます。
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