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ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農林事務所 > 県央地域 > 県央農林事務所経営・普及部門(水戸地域農業改良普及センター) > リアルタイム現地情報 > 令和6年度水戸地域農業青少年プロジェクト実績発表会、リーダー講座修了生による事例発表及び講演会を開催!
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更新日:2025年3月24日
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1月21日(火曜日)に水戸地域農業青少年プロジェクト実績発表会を開催し、関係機関を含め、52名が参加しました。本発表会は、青年農業者が農業技術の改良や農業経営の改善等の課題解決に向けて行った活動の成果を発表し合い、今後の経営発展につなげることを目的として毎年開催しています。
プロジェクト発表では、茨城町4Hクラブの平本竜太氏が「困難に立ち向かえ!ばれいしょ安定生産技術の確立」と題して発表を行いました。近年の気象災害、品種変更による比重の課題から、ほ場の排水対策と亜リン酸葉面散布剤による収量・品質向上に取り組み、その結果いずれも所得が向上し、地域への取組みに波及させていきたいとの素晴らしい発表でした。
意見発表では、ひたちなか市農業後継者クラブの寺山民宏氏が「兼業主夫農家としてひたちなか市の未来の農業を支える!」と題して発表を行いました。他産業から長女の誕生をきっかけに就農し、現在は7年目で、兼業主夫農家として農作業と子育ての二刀流で干しいもやねぎの生産に取り組んでいます。今後は、将来市内で農業をやりたいという後継者を育てるとともに、干しいもの販路拡大、ねぎの規模拡大に取り組みたいとの力強い発表となりました。
その後、リーダー農業経営者育成講座修了生2名による事例発表と講演を行いました。
ライジングファーム株式会社代表取締役 張貴雲氏からは、講座受講1年後の経営について、作成した経営理念、経営ビジョン、実行計画を基にした取組みについてお話いただきました。社内での目標共有、外部環境分析、内部環境の整備に取り組み、今後はフランチャイズ農場の設立、拡大を目指しています。
茨城県農業経営士 東郷直樹氏からは、「東郷ファームの栽培技術と経営術」と題した講演を頂きました。企業は継続できるように利益、特に粗利をしっかり残すことが重要で、作業毎の時間をチェックし、費用対効果の高いものから機械を導入し、ボトルネックを取り除くこと、PDCAによる農業経営を行い、生産者同士で品種・病気・機械等を常に共有して問題解決に取り組んでいます。
当部門では、今後も地域の青年農業者の活動を支援するとともに、活発な情報交換ができるように交流の場を設けていきます。
3月21日 県央農林事務所経営・普及部門 武藤知美(担い手)