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ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農林事務所 > 県央地域 > 県央農林事務所経営・普及部門(水戸地域農業改良普及センター) > リアルタイム現地情報 > れんこん優良系統「パワー」の栽植密度実証ほを設置しました!
ページ番号:65831
更新日:2023年6月2日
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5月18日(木)、JA新ひたち野蓮根部会玉里支部の副部会長のほ場に、れんこん優良系統「パワー」の栽植密度実証ほを設置しました。
「パワー」は平成29年に「いばらきレンコン優良系統選抜普及プロジェクトチーム」によって選抜された優良系統の1つであり、年内出荷向けの品種として、玉里地区で広く栽培されています。
令和2~3年に園芸研究所野菜研究室と連携して、前部会長のほ場において栽植密度がすねあがり(れんこん基部の老化)や収量に及ぼす影響を調査しました。その結果、200~ 300 本/10a の範囲では栽植密度が低くなるにつれて親ハスのすねあがりが減ることが分かりました。また、歩留まりが高くなることで、収量は低下しないことが明らかとなっています。
4月の部会役員会にて上記の情報を提供した結果、役員間でもほ場の場所や土質に応じて、栽植密度が大きく異なっていることが明らかとなり、土質が異なるほ場で作付けした場合を検証してみたいとの声があがったため、本実証ほの設置に至りました。
副部会長は「部会員同士の情報交換、勉強の場としてもらえればうれしい」と設置の際に意気込みを語ってくれました。
普及センターでは、部会員同士で情報交換・技術向上を図るJA新ひたち野蓮根部会玉里支部の活動を今後も支援していきます。
6月2日 県央農林事務所経営・普及部門 片平(成長産業)