いばらきの梨特集2024

梨のシーズン到来！！
梨の代表格「幸水」から始まる梨の品種リレー。
茨城県オリジナル品種「恵水」にも大注目です！

茨城県は梨の生産量が全国2位！※「農林水産省果樹生産出荷統計(R4)」
茨城県は、江戸時代から梨栽培の歴史があり、日本で最古の梨産地のひとつと言われています。
昼夜の寒暖差の大きい気候と、豊かな水、恵まれた土壌が梨の栽培に適し、県内では、県西・県南地域を中心に生産されています。
今年は例年より開花が0〜4日程度遅くなりましたが、開花後は気温が高く推移しており、出荷時期は平年並みの見込みとなっています。
茨城県では、幸水を皮切りに、下妻甘熟梨(しもつまかんじゅくなし)、県オリジナル品種の恵水(けいすい)、豊水、あきづき、新高(にいたか)、にっこりなど、様々な品種のリレーで10月頃まで美味しい梨を楽しむことができます。
今回は、いばらき自慢の梨情報をご紹介します！

【一度は食べてほしい！】茨城県が誇るオリジナルブランド梨：恵水(けいすい)

2024年出荷の最盛期：9月上旬がピーク(8月下旬から出荷開始予定)

県と産地が一丸となって作り上げた県オリジナル品種『恵水』。
「新雪」と「筑水」をかけあわせ、17年の歳月をかけて開発したいばらきのこだわりと情熱が詰まった梨です。
糖度は平均して13度！酸味が少なく、食べたときにより深い甘みが感じられる梨です。
平均果重が600g前後と大玉で、深みのある赤めの表皮は見た目にも高級感があり、梨特有のシャリシャリとした食感と果汁が溢れるほどのみずみずしさが魅力です。
冷蔵すると保存がきくのも特長です。2016年から本格的に出荷をはじめ、東南アジア等にも輸出しています。
まだまだ希少な品種ですが、年々出荷量が増えており、今年も都内の果実専門店や県アンテナショップで販売予定です！

【恵水の詳細】茨城をたべようポータルサイト
https://www.ibaraki-shokusai.net/season/keisui（外部サイトへリンク）

茨城県梨組合連合会会長草間勝美さん

草間さんは、結城郡八千代町で三代続く梨農家です。
恵水の開発に当たっては試験栽培から携わり、PR活動も積極的に行っています。
草間さんは、

「茨城の梨はどこにも負けないくらい美味しい自信があります！
特に恵水は、県産梨のブランド力強化の牽引役として期待している梨です。
ソムリエ協会が開催した『第1回全国梨選手権』で無作為に試食した中で優勝した梨ですので、味は抜群です。
年々、順調に生産量が増加していますが、品質のバラつきをなくすために、県合同目揃え会で品質規格の統一を行っています。
茨城の美味しい梨をたくさんの方にぜひ食べてほしいです。」

と熱く語ります。

「恵水」のトップブランド化の願いを込めて発足した『幻の恵水プロジェクト』

幻の恵水プロジェクト

「幻の恵水」プロジェクトは、恵水のトップブランド化に向け、
1万果に1果と言われるほど超希少な「幻の恵水」を栽培するプロジェクトで、
2022年から、県と県内の梨産地が一丸となって取り組んでいます。
「幻の恵水」は、大玉で甘いという恵水の特長を最大限に引き出した、

1玉の重さ1キログラム以上
糖度14度以上
外観が美しい

の3つの条件を満たした1万果に1果のレベルでしか収穫できないとされる希少な梨で、
昨年は1玉10,800円(税込)もの高値で9玉が販売されました！
今秋も「幻の恵水」が無事収穫できた際には、京橋千疋屋、伊勢丹等の都内高級果実店において販売を予定しています。

7月から10月までいばらきの梨は様々な品種が楽しめます！

下妻ブランド【下妻甘熟梨】

幸水の美味しさを最大限に味わえる！若手チームの梨愛の結晶

下妻甘熟梨

【販売期間】8月中旬～

県内でも有数の梨生産地である下妻市。
「梨本来の旬のおいしさを伝えたい」という想いから、下妻市果樹組合連合会の若手有志がプロジェクトチームを組み、農家さんも納得のいく「下妻甘熟梨」にたどり着きました。
下妻甘熟梨は、生産される幸水のうち、通常より10日以上樹上で成熟させ、丁寧に管理し、食べごろを厳しく見極めて収穫したもので、ほんのわずかしか作られない希少なブランド梨です。