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更新日:2024年7月1日
メロン、レンコン、ほしいもなど、茨城県にはおいしいものがたくさんありますが、茨城といえばやっぱり納豆!
県内のスーパーには様々な種類の納豆が並び、切り干し大根を合わせてつくる「そぼろ納豆」がソウルフードとして古くから親しまれ、生産量・消費量ともに全国トップクラスを維持し、納豆は茨城県民にとってなくてはならない存在です。
さらに茨城県は納豆生産メーカーで組織される『全国納豆協同組合連合会』の会員数が全国で最多(18社)を誇っており、納豆に関しては名実ともに「不動の日本一!」(自称)
今回は、県内外で人気の納豆をはじめ、おいしく珍しい茨城の納豆グルメなどを紹介します!
古くから納豆生産が盛んな茨城県では、県内各地でたくさんのおいしい納豆が作られています。
その昔、治水技術が未発達だったころは、秋の台風シーズンになると県北から県央地域にかけて流れる那珂川の氾濫による水害が頻発していました。
そのため水戸藩は、台風が来る前に収穫できる早生(わせ)大豆づくりを奨励してきました。
しかし、早生大豆は、台風の後に収穫する大豆に比べて粒が小さく、豆腐や味噌などの加工には向きませんでした。
そこで、小さい大豆でもおいしく作れる加工品として注目されたのが、納豆だったのです。
県内では一般的だった小粒納豆。明治時代に常磐線が開通し、水戸駅のホームで販売され始めると、小粒納豆は「豆がちっちゃくて、米に絡みやすく、うまい!」と大評判に。
お土産としても広まり、その名が全国に知られるようになりました。
茨城の納豆の歴史は古く、平安時代の武将・源義家(みなもとのよしいえ)が1083年に、奥州(陸奥国)に向かう途中、水戸市渡里町の一盛長者(いちもりちょうじゃ)の屋敷に泊まった際に、馬の飼料である煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、自然に発酵し、糸を引くようになっていました。
家来が食べてみるとおいしかったことから、義家に献じたところ、大変喜び、以来、将軍に納めた豆という意味で「納豆」と名付けられ水戸の農家に広まったと言われています。
(納豆の誕生については諸説あり。)
納豆には大豆の豊富な栄養があり、発酵することで成分はさらに増加します。
腸内環境を整える納豆菌や血液をサラサラにする働きのあるナットウキナーゼ、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン、脂肪の燃焼を助けたり疲労回復や肝臓機能の向上にも効果があるといわれるビタミンB2など、納豆には健康を保つ上で欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
原料の大豆を選別機にかけ、石などの異物や割れた大豆、形の悪い大豆を取り除きます。
大豆の皮に付着している土や細かいゴミなどを洗浄します。
大豆にきれいな水を吸わせます。気温や大豆の種類により浸漬時間を調整します。
豆を高圧の圧力釜で蒸しあげます。
納豆菌を煮豆に噴霧して煮豆の表面に付着させます。
雑菌の混入を防ぐために、煮豆の温度が70~90度くらいで植菌します。
発泡スチロール、紙カップ、などの発酵容器に移します。
雑菌の混入を防ぐため、煮豆が熱いうちに充填を終わらせるよう注意します。
発酵室で16~24時間発酵させます。納豆のネバネバはここで生まれます。
発酵で増えた納豆菌を休眠させます。熟成は、通常5度以下の低温で行います。
できた納豆を包装して出荷します。
手間ひまをかけておいしい納豆が完成します!!
丸真食品で販売している人気商品「舟納豆」は、名前の通り、舟型のパッケージに入れられているのが特長です。
パッケージの内側には、松の経木(きょうぎ)を使用。
その他、青大豆を使った大粒の納豆商品「青仁一粒」なども!
【住所】茨城県常陸大宮市山方477-1 【電話番号】0120-04-2700 【HP】https://www.funanatto.co.jp/(外部サイトへリンク) |
1929年創業、90年以上の歴史を持つ茨城県を代表する老舗納豆メーカーです。
人気商品は大粒で食べ応えのある「雪あかり」。
全国納豆鑑評会などで数々の賞を受賞した商品です。その他、「納豆ふりかけ」も人気。
【住所】茨城県水戸市本町3丁目8番6号 【電話番号】029-221-4281 【HP】https://www.mitonatto.com/(外部サイトへリンク) |
厳選した国産大豆を使用し、昔ながらの手造り製法で、味と品質にこだわった納豆づくりをしています。
たれ・からしは、化学調味料・合成着色料・保存料不使用の特注品です。
また、粘り・匂いを抑えたスナック感覚で味わえる「納豆グラノーラ」など珍しい商品も!
【住所】茨城県土浦市田中2-9-8 【電話番号】029-821-8941 【HP】http://www.higeta-natto.co.jp/(外部サイトへリンク) |
伝統製法を受け継ぎながら「おいしい納豆」を追求。
化学調味料や着色料などの添加物は使用せず、茨城県産納豆小粒を使用した商品が主力です。
また、茨城の納豆を使用した世界初の納豆入りワッフルも人気です。
【住所】茨城県常陸太田市高柿町1183ー1 【電話番号】0294-76-3333 【HP】https://www.sitogi.jp/(外部サイトへリンク) |
上記の納豆製造企業の一部商品は、都内の茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」においても取り扱っています。
【住所】東京都中央区銀座1-2-1紺屋ビル1F 【電話番号】03-5524-0818 【HP】https://ibaraki-sense.com/(外部サイトへリンク) |
創業40年以上の小さな洋食屋さん。
レトロな調度品や小物がたくさん飾られており、思わず写真を撮りたくなるようなフォトジェニックな空間です。
そして、名物の「納豆ハヤシオムライス」は、半熟に仕上げたオムレツの中から水戸の納豆が顔を出す、花きゃべつの定番メニュー。
納豆のコクと柚子胡椒の風味がクセになる、洋食と和食が融合した新感覚の一品です。
【住所】茨城県水戸市南町2-6-31 【電話番号】029-306-6850 【営業時間】11時~15時 【定休日】日曜日、祝日 【HP】https://www.mito-hanakyabetsu.com/(外部サイトへリンク) |
とんかつ一筋35年の店主が、茨城県の誇る銘柄豚『ローズポーク』を使い、丁寧に仕込みから1人で作るこだわりメニュー。
その中でも水戸納豆を大胆にのせた「水戸納豆とんかつ特選ロース定食」が人気。
やわらかくジューシーに揚げられたとんかつと納豆がコラボ!
揚げたてのとんかつの香ばしい香りに、納豆の独特な風味が加わって、食欲をそそります。
【住所】茨城県水戸市笠原町600-54 |
地元の小麦粉を使用したオリジナルの麺に、茨城県古河市の大橋醤油を使用したスープを合わせた黒醤油ラーメン。
そこにひきわり納豆をトッピングした、地元ならではのソウルフードです。
850円(税込)
【場所】常磐自動車道・友部SA・上り |
バニラソフトに、水戸の「天狗納豆」を大胆にトッピングした変わりダネのソフトクリーム。
醤油とバニラが良く絡み、まるでみたらしのような味わいです。
480円(税込)
【場所】常磐自動車道・東海PA・下り |
「道の駅しもつま」では、全国の道の駅でも珍しい納豆工場が併設されています。
工場では、下妻産大豆を使用した、しもつま納豆「福よ来い」が製造されており、無料でガラス越しに見学をすることができます。
「福よ来い」は、ご贈答、ご家庭の食卓で喜ばれている一品です。
納豆工場見学(無料)/毎週、月曜日、水曜日、金曜日の午前中
昔ながらのわら納豆(お土産用)
【住所】茨城県下妻市数須140番地 【電話番号】0296-30-5294 【開館時間】9時~18時(店舗により営業時間が異なります。) 【HP】https://www.michinoeki-shimotsuma.jp/(外部サイトへリンク) |
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