第３　人権施策の基本方向

　令和5（2023）年に実施した県民に対するネットリサーチにおいて、「あなたは、日常生活の中で『人権』が大切だと思いますか。」という質問において、「少しそう思う」を含め、「そう思う」と答えた人の割合は85.8％となっており、令和元年（2019）年の調査時より5.5ポイント増加しています。

前述の「第2次茨城県総合計画」では、「多様性を認め合い、一人ひとりが尊重される社会づくり」を施策の1つとして掲げており、様々な人権問題対応するため、各相談機関と連携した人権相談のほか、人権擁護団体等と連携した研修を実施し、地域における人権啓発活動の指導者の育成を推進するものとしております。

　茨城県では、県民の人権意識の涵養を図るための施策を積極的に推進するとともに、課題ごとの人権問題についての実態の把握に努めながら、総合的な人権施策を構築していきます。

1　総合的な人権施策の推進

　茨城県は、県民の皆さまに人権について身近に感じていただくため、県内に本拠地を持つプロスポーツチームと連携した啓発活動のほか、各種イベントを開催しております。

プロスポーツチームと連携した啓発活動

人権週間記念フェスタの開催

2　取り組むべき主要な人権課題