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ページ番号:56999
更新日:2021年3月23日
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みなさんのご家庭から流れる下水はどのようにきれいになるかご存じですか?
下水は"活性汚泥"という泥の中の"生き物(微生物)"によってきれいになっています。
上は活性汚泥と処理水(きれいになった下水)です。この活性汚泥と呼ばれる泥の中に生き物が暮らしています。
今回は実際にみなさんのご家庭から流れる下水をきれいにしてくれている"生き物(微生物)"を顕微鏡で覗いてみました。
(以下画像は倍率100倍で撮影)
中央に写っているのがモノスティラ,その下に写っているのがアルケラです。
モノスティラとアルケラは水をきれいにする過程で汚れが無くなってくると現れます。
周囲に見える糸状のものは糸状菌と呼ばれるもので,茶色く見えるのは泥です。
上の2枚はロタリアが伸縮している写真です。
今回写真で取り上げた生き物たち以外にもたくさんのいきものが存在し,下水をきれいにしてくれています。
もし,下水をきれいにする生き物に興味のある方は,今年はコロナウイルスの影響で行われませんでしたが,例年はイベントなどで活性汚泥を顕微鏡で見る体験を行っていますので,ぜひお越しください。
採取場所:霞ケ浦浄化センター13池反応槽
採取日:11月27日9時10分