ホーム > 女性警察官の仕事 > 女性警察官の仕事紹介 > 警部補(刑事部門)
更新日:2021年3月25日
ここから本文です。
平成25年採用 茨城県出身 大学卒業
警察学校卒業後は1年半の交番勤務、その後、音楽隊隊員として2年間活躍。新設警察署の開設準備に携わった後、刑事部門に4年従事。
現在、捜査第一課で、殺人、強盗、性犯罪などの強行事件の事件指導を担当
私は小さい頃から警察官に憧れてなった訳ではなく、大学3年生から就職活動をしていく中で、「人のためになる仕事」をしたいと考え、公務員の仕事の中でも警察官は普通に生活していても自分が見たことのない世界が見られるのではないか、だからこそやりがいがあるのではないかと思い、思い切って飛び込んでみることにしたのです。
私は警察官になるまで運動という運動をしておらず、部活も文化系でした。どちらかというと運動が苦手で、警察学校に入ることがとても不安でした。
学校に入ってからは武道や体育等体を動かす授業も多く、最初はついて行くのがやっとだったので、放課後の自由時間を使って積極的に走りました。すると、これまでの人生では考えられないくらい体力や筋力がつき、卒業する頃には早く走れるようになりました。苦手なことでも、継続してやればできるようになること身を持って実感しました。
厳しくも優しく指導してくれる教官や、支え合うことができる同期生がたくさんいるので、運動が苦手な方でも、心配しないでください。
警察署で強行犯係の仕事をしていたときから、目の前の被害者が警察に何を望んでいるのかについて耳を傾けることを大切にしていました。警察に来る被害者の方は、初めて犯罪の被害にあって驚き、つらい思いをしている方が多いです。事件はひとつひとつ違うので、よく話を聞き、被害者の方のためにどう解決していくかを常に考えるようにしていました。
事件が起こったときに、犯人を捕まえるのが警察官の仕事です。しかしドラマのように1時間で解決することはほとんどありません。事件によってはすぐに犯人がわからずに、多くの時間をかけて、たくさんの捜査を経て犯人がやっと特定できることの方が多いかもしれません。また、捕まえるだけではなく、犯人が裁判で有罪になるような数多くの証拠を見つけなければなりません。一緒に働く仲間と知恵を絞って考えて捜査し、犯人を捕まえることができたときに、とてもやりがいを感じます。
アウトドアが好きで、夏はキャンプ、冬はスキーなどをして自然の中でリフレッシュしています。
警察官は休みがないと思われるかもしれませんが、刑事でもきちんと休みはあります。
私は自分が警察官になるなんて全く思っていませんでしたが、気づいたら8年もたっていました。私のように警察官になってから、やりがいや使命感を見つける人も多いのではないかと思います。就活中は、まさか私が捜査第一課の刑事になるなんて夢にも思っていませんでしたから。
警察は特別な仕事ではなく、たくさんある仕事の中の一つです。犯罪の捜査や交通事故など、普段の皆さんの生活では起こらない方がいいことに関わる仕事をするので壁を感じるかもしれませんが、その分、本当に困っている人のために働くことができるやりがいがある仕事です。皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています。