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更新日:2021年3月26日
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平成22年採用 茨城県出身 大学卒業
警察学校卒業後は交番勤務3年、その後主に地域部門、警務部門に従事
2度の育児休業を取得。
現在、警察署の地域課で、企画・指導業務を担当
私が警察官を目指したきっかけは、当時見ていた女性刑事が主人公のドラマでした。
破天荒だけど、バリバリと仕事をこなすその姿に憧れ、ただただ「かっこいい!」と思ったのが始まりでした。
学生時代とは違う環境に最初はすごく戸惑いましたが、学ぶことすべてが新鮮で、あっという間の6か月間でした。
寝食を共にし、楽しさだけではなく、訓練での辛さを共有した同期との絆は今でも健在です。
初任科の担当教官は、育児と仕事を両立している先輩として、今でも相談に乗ってもらったりして、公私ともに良きアドバイザーです。
「置かれた場所で咲く」
警察官は多種多様な仕事があるので、必ずしも自分の望んだポストで仕事ができるわけではありません。しかし、組織から役割を与えられたら、まずは目の前の仕事に全力を尽くすことで新たな発見があるかもしれないので、日々前向きに、向上心を持って仕事することを心がけています。
警察学校を卒業後の刑事研修中、張り込み捜査により、下着泥棒を検挙したことがあります。
目の前で犯人に遭遇したときは、驚きと怖さで一瞬体が固まってしまいましたが、一緒にいた先輩たちとのチームワークにより逃走する犯人を現行犯逮捕することができました。
そのとき、これまで被害に遭った方たちの恐怖を実際に自分が体感したことで、「同じ思いをする人を一人でも減らしたい。」、「犯人は必ず検挙する。」という思いを強く抱くとともに、より一層被害者の心情に配慮した対応を心がけるようになりました。
私は現在、二人の子供がいるため、朝夕の部分休業制度を利用し、育児と家事との両立をしています。
仕事で疲れていても、保育園に迎えに行ったときの子供たちの「ママ~!」という全力の笑顔は一日の疲れを忘れさせてくれ、「明日も頑張ろう!」という活力の源になっています。
また、休日には子供たちとたくさん遊び、公園に出かけたりしてストレス発散をしています。
女性警察官も増え、今ではママさん警察官も多く在籍しています。育児休業から復帰後の配置や勤務時間に配慮してもらえますし、子育てに関する制度も整っているので、安心して働き続けられる職場環境です。
女性の職域も拡大し、以前に比べ様々な係で活躍できるようになりました。一生懸命努力すればその頑張りは必ず評価してもらえるので、「目標に向かって努力する」という強い意志を持ち、女性にしかできない、女性だからこそ活躍できる場で一緒に働いてみませんか。