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更新日:2021年3月28日
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平成11年採用 県外出身 大学卒業
警察学校卒業後は交番勤務1年、その後、警部に昇任するまで主に従事した部門は、交通事故捜査部門8年、警察学校教官6年。
2度の育児休業を取得。
現在、警察本部警務部において活躍中。
当初は教員を目指して大学に進学しましたが、大学3年生の頃に、せっかく仕事をするなら、人のために体力を生かしたいと思い、高校の柔道部の指導者が警察官であり、その警察官のようになりたいと考え、警察官を志しました。
体力には自信がありましたが、法律や実務の知識は覚えることが多く大変でした。
職務質問訓練などでは教官が犯人役を買って出ていただき、現場で経験したからこその迫真の演技に、こちらもたじたじとなりながらも、同期生と心を一つにして、犯行を自供させたことで、現場に出て行く自信につながったと懐かしく感じています。
教官が親身になって指導してくれたからこそ警察官としてだけでなく、一人の人間として大きく成長できたと今は感謝しています。
何事にも相手のことを思って一所懸命に取り組むことです。
警察官を志すということはとても勇気がいる決断だと思います。採用係の時は、受験者の立場に立った採用活動を行うよう心がけました。
平成24年5月、つくば市を中心に被害があった竜巻災害の際、電柱の倒壊などにより大規模停電が発生し、管内の信号機の多くが滅灯、交通標識も倒壊する被害があり、交通管制の混乱による二次事故を防止するため、交通課長として、一昼夜、管内全域を駆け巡り、対策を施しました。
そんな中、私たち警察官が現場に着く頃には近所の有志の方が自ら、がれきの撤去や交通整理を行ってくれており、「おまわりさんが来てくれたからもう大丈夫だね。」と安心した表情を見せてくれたり、時には「おまわりさん、ここは大丈夫だから、もっと(被害の大きい)大変な場所に行ってあげて。」と住民の方に助けられました。
管内の治安維持は警察官だけの力ではなく、住民の方々の協力あってこそなんだと改めて実感するとともに、災害復旧が一段落したときには「あのときおまわりさんがすぐに来てくれて、道路を通行できるようにしてくれたから、すぐに家族のもとに駆けつけることができました。」と御礼の言葉をいただけたときには大きなやりがいを感じました。
2人の子供の育児をしながらの毎日で、仕事と育児の両立は毎日が慌ただしく過ぎていきますが、休日には子供たちといろいろなスポーツをすることが楽しみです。
子供の成長を見守りながら、仕事も充実しており、幸せな毎日を送っています。
私は警察官である夫と早出遅出勤務を活用し、夫婦で仕事と育児の両立に取り組んでいます。
茨城県警察ではワークライフバランスに関する制度が非常に整っていますので、女性の方だけでなく、将来ご家族が増えたときに、育児や家事を率先してやってみようという男性の方にも働きやすい環境が整っています。
警察官になることを決めたときには、10年後、20年後に自分のライフスタイルが変わることをイメージしないまま、この社会に入りました。
現在、育児をしながら警察官が続けていられるのは、茨城県警察で働く数多くの職員に支えられていること、育児に関する充実した制度のおかげだと、日々実感しています。
育児が一段落したら、また第一線で体力を生かした仕事をして、支えてくれた数多くの職員の皆さんに恩返しがしたいと思っています。
公私ともに充実した生活が送れる茨城県警察で、大切な人の笑顔を守る、やりがいある仕事を一緒にできる日を楽しみにしています。