山岳遭難事故の防止
近年、登山やハイキングなどのレジャーも人気があり、紅葉狩りなどで山に行かれる方もいると思います。
しかし、楽しい山にも、転倒して怪我をしたり、道に迷ったりする危険が潜んでいます。山に入る際は次の点に注意してください。
登山中の遭難事故に注意しましょう
登山は複数で
単独登山は、最悪のケースとして、トラブル発生時に自ら救助要請や通報ができない場合があるなど、トラブル発生時の対処がグループ登山に比べて困難となるリスクが伴います。
できるだけ単独登山は避けて、信頼できるリーダーを中心とした複数人による登山を心掛けましょう。
登山に適した服装と携行品を
- 不測の事態に備えて、雨具、防寒具、食料、水、懐中電灯やヘッドライトなどの照明具、連絡を取るための携帯電話を準備しましょう。
なお、山中では携帯電話が通じない場所がありますので注意してください。
- 夏山の登山では、脱水による熱中症のリスクを避けるために、服装による温度調整、入山前や登山中の水分補給を心掛けましょう。
無理のない計画で登山を
- 自分の経験や体力に見合った山や登山コースを選びましょう。
- 日没前に下山できるよう余裕のある登山計画を立てましょう。
- 山の天気は変わりやすく、突然の雷雨等に見舞われることがあります。入山前に最新の気象状況を確認し、登山計画や装備を見直しましょう。
- 日頃から身近に親しんでいる山でも、事故は思わぬ原因で発生することがあります。登山計画は必ず立てましょう。
危険な場所には近寄らない
がけや急斜面では転倒する危険性が高いので、安易に近寄らないようにしましょう。まわりの景色に夢中になって、気がつかないうちに危険な場所に入ったり、仲間からはぐれてしまうことがあるので気をつけましょう。
新型コロナウイルス感染防止
- 日頃から体調管理を行い、少しでも体調不良があれば入山を控えるようにしましょう。
- 事前に山域を管轄する自治体の移動制限等の情報、公共交通機関の運行状況、山小屋やテント場等の運営状況を確認しておきましょう。
- 混雑期を避け、少人数のパーティで入山するようにしましょう。
- 行動中は他の登山者と一定の距離をとりましょう。
- マスク、消毒液、体温計、使い捨て手袋、ファスナー付きポリ袋など感染予防グッズを携行しましょう。
山岳遭難事故の防止
セルフチェック表の活用を
茨城県警では過去の事故を踏まえ、入山前に確認していただきたい事項をセルフチェック表にしましたので、登山・ハイキングに行く方は是非ご活用ください。
また、ご家族が行く際にもセルフチェックしてもらい、安全な登山を呼び掛けましょう。
入山前セルフチェックチラシ(PDF:165KB)
県内の山に登る際には登山届を提出してください
登山届は山岳遭難事故発生時に警察による捜索・救助活動を行う際に利用するものです。
いばらき電子申請・届出サービスや郵送で受け付けます。
詳しくは、手続き・申請の登山届をご覧下さい。
(PDF:146KB)
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