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更新日:2024年4月23日

オズウイルス感染症と診断された患者の発生について

2022年初夏に心筋炎で亡くなられた患者について、茨城県衛生研究所及び国立感染症研究所の検査の結果、初めてオズウイルス(Oz virus)感染症と診断されました。

オズウイルスは2018年に国内のマダニから分離同定され、ヒトでは狩猟者において血清抗体陽性者の報告があり感染の可能性が示唆されていたものの、発症・死亡事例は確認されていませんでした。

春から秋にかけてはマダニの活動が盛んになるため、刺咬される危険性が高まる時期となります。例年全国的にマダニが媒介する日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)等の報告数が多く、オズウイルスも感染マダニの刺咬によりヒトに感染する可能性が考えられることから、主に屋外の活動時にはマダニに刺されないよう注意が必要です。

*オズウイルスを媒介すると考えられるマダニは、主に関東以西に分布しており、オズウイルスの感染歴があると考えられる野生動物が千葉県、岐阜県、三重県、和歌山県、山口県、大分県で確認されております。

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