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更新日:2023年4月3日

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児童虐待から子どもを守ろう!

児童虐待は、家庭内だけの問題ではありません。

地域全体で子育て家庭を支え、子どもの安全と健やかな成長を見守ることが大切です。

「児童虐待かな?」と疑いを持ったら、速やかに通報を!

児童虐待とは

親または、親に代わる養育者など現に子どもを監護する者が、子どもに対して不適切な扱い(偶発的な事故でなく、しつけの度を超えるような身体への暴力や放任、無視や言葉による脅しなど)をし、子どもの心身を傷つけ、健全な成長や発達を妨げる行為をいいます。

虐待された子どもは、心に深い傷を負い、大人になってもその傷に苦しみ続けることもあります。また、虐待がエスカレートすれば、時には取り返しのつかない事態を招くこともあります。

児童虐待には4つの種類があります。

身体的虐待

  • 叩いたり、蹴る
  • 床に投げつける
  • 首を絞める
  • 夜間や真冬に戸外に閉め出す
  • タバコの火を押しつける

ひどい場合には、後遺症を残したり、死に至る。

性的虐待

  • 性的行為の強要
  • 性的暴行
  • 性器・性交を見せる
  • 近親相姦

場合によっては、妊娠・中絶・出産などの結果を招くとともに、異性への嫌悪感を植えつけるなど、子どもの心身に大きな傷を残す。

心理的虐待

  • 言葉で繰り返し脅したり、なじる
  • 子どもを無視する
  • 子どもの前でDVが行われる
  • 他のきょうだいと著しく差別する

子どもの心に不安やおびえ等を引き起こす。

養育の怠慢(ネグレクト)

  • 食事を与えない
  • 入浴をさせない
  • 病気や怪我をしても、医師に診察させない
  • 学校へ行かせない
  • 同居人の虐待を放置している

これらにより、発育や発達がひどく遅れたり、極端な場合には栄養不良や脱水症状で死に至る。

虐待としつけは違います!

たとえ親が「しつけだ。」と言っても、子どもに著しく害を及ぼす行為であれば「虐待」です。

虐待を疑う、子どもからのサイン

子どもの様子で次の項目にいくつか当てはまる場合は、児童虐待されている可能性を考えてください。

  • 身体に不自然な外傷があり、それに対する親の説明があいまい。
  • 親がいるとおびえた様子を見せる。
  • 親に不自然なほど密着している。
  • いつも同じ服を着ていたり、いつも汚れた衣服を着ている。
  • 体格が貧弱である。
  • 家に帰りたがらない。
  • 家出を繰り返したり、夜遅くなっても家に帰らない。
  • 食事をむさぼるように食べる、又は極端に食欲がない。
  • 周囲に対して攻撃的な行動が目立つ。
  • 非行や犯罪を繰り返す。

虐待を疑う、大人のサイン

その子どもを監護する者の様子で、次の項目にいくつか当てはまる場合は、虐待をしている可能性を考えてください。

  • 近所づきあいや地域との交流がない。
  • 頻繁に家の中から大声で怒鳴りつける声や、子どもの悲鳴が聞こえる。
  • 小さい子どもをおいたまま頻繁に外出している。
  • 子どもが怪我をしたり、病院になっても医師の診察を受けようとしない。
  • 他の兄弟姉妹との待遇に明らかに差がある。
  • アルコールを飲んで暴れていることが多い。

もし、児童虐待に気づいたら?!

「虐待かもしれない」と思ったら、できるだけ早く、相談機関へ連絡してください。

緊急の場合

子供がひどく殴られたり、蹴られたりしているなど、危害が加えられている場合は、すぐに警察へ110番通報してください。

ご相談・連絡先

児童相談所や福祉事務所、お住まいの市町村窓口、「いばらき虐待ホットライン」(茨城県女性青少年課)、「匿名通報ダイヤル」(外部サイトへリンク)へ連絡してください。

  • 調査の結果、虐待ではなかった場合でも、相談者が責任を問われることはありません
  • 相談者の秘密は守りますので、「虐待」と確証できないときでも、まず一度ご相談ください。
  • 匿名でも結構です。

児童相談所

  • 福祉相談センター(水戸)
    電話:029-221-4150
  • 福祉相談センター日立児童分室
    電話:0294-22-0294
  • 福祉相談センター鹿行児童分室(鉾田)
    電話:0291-33-4111(代表)
  • 土浦児童相談所
    電話:029-821-4595
  • 筑西児童相談所
    電話:0296-24-1614

(※)月曜日から金曜日までの午前8時30分から午後5時15分まで
(※)土曜日・日曜日・祝日・夜間等の児童相談所閉庁時には「いばらき虐待ホットライン」へ転送されます。

児童相談所全国共通ダイヤル

電話:189

管轄の児童相談所に転送されます。

いばらき虐待ホットライン(24時間対応)

電話:0293-22-0293

匿名通報ダイヤル(オンラインは24時間受付)

電話:0120-924-839(平日午前9時30分から午後6時15分まで)

オンライン ウェブ匿名通報(24時間受付)(外部サイトへリンク)(匿名通報ダイヤル)

地域から児童虐待をなくすために

児童虐待は大きな社会問題の一つです。

児童虐待をなくすためには、「みんなで子育てをする」という地域ぐるみの意識が大切です。

「みんなで子育て」のための心得

虐待をさせない、虐待を認めない地域を目指しましょう。

お母さんへ

家事や子育て、がんばりすぎていませんか?

親が子どもを大切に思うように、子どもも親を大切に思っています。

がんばりすぎず、たまには気楽に子育てをしましょう。

お父さんへ

子育てをお母さんひとりにまかせていませんか?

お母さんは悩みを打ち明けられずにいるかもしれません。

夫婦間の会話を大切にして、子育てに参加したり、お母さんに労いの言葉をかけてあげましょう。

家族の方へ

「夫婦によってしつけに対する考え方が違うから。」と二の足を踏んでいませんか?

もしかすると、相手も「迷惑をかけてしまうから。」と助けを求められずにいるかもしれません。

しつけに直接手を出さなくても、相談にのってあげたり、家事を手伝うなど育児以外の仕事の負担を軽くしてあげるための協力をしてみましょう。

地域の方へ

ご近所に子育てで悩んでいる家庭はありませんか?

地域から孤立している家庭はありませんか?

もし気になる家庭がある場合は、相談に乗ってあげたり、相談機関を教えてあげましょう。

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このページの内容についてのお問い合わせ先

担当課:生活安全部人身安全少年課

連絡先:029-301-0110