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更新日:2022年4月8日
茨城県内で栽培されている麦類主要品種において、主稈長・主稈幼穂長を測定することによって、茎立ち期・出穂期の予測ができます。
麦類の高品質安定生産には、生育ステージに応じた適正な栽培管理を行うことが重要となります。予測結果を活用し、追肥・麦踏み・赤かび防除等の作業計画を作成してください。
主稈長や主稈幼穂長を測定することで、日平均気温(アメダス)データを用いた回帰式により、茎立ち期・出穂期が予測できます。
茎立ち期:主稈長が2cmになった時期※出穂期:全茎の40~50%が出穂した日
表計算ソフト用ファイルを用いて、簡単に予測することができます。
ファイルをダウンロードするには、下のリンクをクリックしてください。
(マクロを使用します。スマートフォンには対応していません。)
1.予測したい品種を選択してください。
2.予測したい場所の最寄りアメダス地点(茨城県内14地点)を選択してください。
3.主稈長・主稈幼穂長の測定日を選択してください(しょ自動的に操作当日の日付が選択されます)。
4.主稈長・主稈幼穂長をmmで入力してください(予測可能な最小値は「1mm」です)。
5.気象経過(日平均気温の平年比、0.1℃刻みでプラスとマイナスが選択可能)を選択してください。ここの数値を選択することで、今後の気温が平年より高く、あるいは低く推移した場合を予測できます。
平年並みの場合は、初期値±0℃のままで計算を実行してください。
6.「計算ボタン」を押して、計算を実行します。
7.予測結果が日付で表示されます(茎立ち期・出穂期に達するまでに必要な積算気温は、「計算ボタン」の下に表示されます)。
メイン画面右下の「気象データの修正」ボタンを押すことで、気象データ(日平均気温)を保存したシートが開きます。初期値は気象庁によるアメダス平年値となっていますので、予測する該当年の実測値を判明している範囲で上書き保存することで、予測精度が高まります。
マクロを有効にするとともに、ファイル名を変更せずに保存してご利用ください。
主稈長および主稈幼穂長は、圃場内で生育が中庸な10株程度について測定し、その平均値を使用してください。
栽培場所がアメダス観測地点から遠い、極端な早播きや晩播、湿害・病虫害等により生育に異常が認められる場合には、予測精度が劣る可能性があります。
うるう年における予測結果は、3月1日を2月29日として、以降の日付を読み換えてご利用ください。
予測精度を向上させるため、ファイルを予告なく更新することがあります(現在は2022年4月8日現在のバージョンです)。
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