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更新日:2024年6月28日
作物研究室では、普通作物(水稲、麦類、大豆、ソバ、サツマイモ等)を対象に、茨城県に適した品種の選定、ならびに高品質・安定栽培技術に取り組んでいます。また、ICT(情報通信技術)等を活用した省力・低コスト技術の開発により、大規模化や生産コストの削減による強い経営体づくりに向けた技術支援を行っています。
主要な作物(水稲、麦、大豆)について、全国の研究機関で開発中の品種を幅広くリサーチし、その中から茨城に最も適した品種を選び奨励品種に採用します。同時にもと種(原原種)を生産し、原種・採種圃で増殖した後、農家に種子として販売されます。
水稲の奨励品種決定調査圃場 二条大麦の成熟期(奨励品種決定調査)
100ha規模のメガファーム育成を支援するため、ロボットトトラクタや自動運転田植機、自動水管理技術等の最先端技術を現地実証し、規模拡大を志向する経営体において、技術の適応性を明らかにします。
自動運転田植機 自動水管理技術
米ゲルは食品の食感や日持ち性の向上、小麦アレルギー対応の食材として注目されています。米ゲル製造に適する高アミロース米を選定し、安定生産に向けた栽培技術を開発します。
加工前の米ゲル 米ゲルを利用した食パン
新技術の蒸気除草を含めた各種防除技術について、カラスムギの生理・生態的特性を考慮した効果的な除草条件を明らかにし、それらを組み合わせた効果の高い防除体系を開発します。
カラスムギの生育 蒸気処理防除機(JJ7)
県産サツマイモの輸出促進を図るため、輸出に対応した栽培・貯蔵・出荷体系を確立し、輸出サツマイモの品質安定化と県産サツマイモの販路拡大・ブランド力向上を図ります。
サツマイモ輸出試験の実施 品質確認の様子
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