B型肝炎
B型肝炎とは,どのような病気ですか
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。
B型肝炎には、急性B型肝炎と、慢性B型肝炎があります。急性B型肝炎は、成人が初めてB型肝炎ウイルスに感染して発病したものであり、慢性肝炎は、B型肝炎ウイルスに持続感染している人(HBVキャリア)が発病したものです。
慢性B型肝炎を放置すると、病気が進行して、肝硬変、肝がんへ進展する場合があるので、注意が必要です。
つまり、慢性B型肝炎、肝硬変、肝がんは、B型肝炎ウイルスに起因する一連の疾患であるといえます。
肝臓は予備能力が高く、慢性肝炎や肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多いことから、「沈黙の臓器」と呼ばれています。このことを正しく認識し、B型肝炎ウイルスに感染していることがわかったら、症状がなくてもきちんと検査をして、病気を早く発見することが大切です。
B型肝炎ウイルスはどのように感染しますか
B型肝炎ウイルスは、主として感染している人の血液が他の人の血液の中に入ることによって感染します。
また、感染している人の血液中のB型肝炎ウイルスの量が多い場合は、その人の体液などを介して感染することもあります。
具体的には、以下のような場合には感染が起こることがあります。
注射針・注射器をB型肝炎ウイルスに感染している人と共用した場合
B型肝炎ウイルス陽性の血液を傷のある手で触ったり、針刺し事故を起こした場合
(特に、保健医療従事者は注意が必要です。)
B型肝炎ウイルスが含まれている血液の輸血、臓器移植等を行った場合
B型肝炎ウイルスに感染している人と性交渉をもった場合
B型肝炎ウイルスに感染している母親から生まれた子に対して、適切な母子感染予防措置を講じなかった場合
保健所での検査
B型肝炎の検査を実施しています。
中央保健所でのB型肝炎の検査について
中央保健所以外の保健所における検査実施日について
検査日
【昼間検査】
毎週火曜日(祝日及び12月29日から1月3日までは除く)
【夜間検査】
毎月第2火曜日(祝日及び12月29日から1月3日までは除く)
検査受付時間
【昼間検査】午前9時から午前10時まで
【夜間検査】午後5時から午後7時まで
検査手数料
無料
検査結果通知
結果通知日時:原則毎週火曜日午前10時30分から11時30分(祝日の場合はお休みです)
検査の結果がわかるまでには,約1週間かかります。
検査日の翌週以降の火曜日にもう一度来所いただき,直接お伝えします。
検査成績書
発行を希望する場合は有料(1,400円)です。
検査は匿名でも受けることはできますが,検査成績書の発行を希望する場合には,住所・氏名を記載する所定の交付申請書を提出していただきます。
お問い合わせ先
茨城県中央保健所保健指導課感染症担当電話番号029-241-0100