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更新日:2024年9月24日
呼吸器感染症が例年流行する秋・冬前に、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気等の基本的感染対策や予防接種の重要性等、呼吸器感染症に関する知識を身に付け、身近な呼吸器感染症を予防していきましょう。
結核・呼吸器予防週間ポスター(厚生労働省)(PDF:2,079KB)
詳しくは以下をご覧ください
結核は、結核菌によって主に肺に炎症が起きる病気です。今の日本では、罹患率が低い状況にありますが、70年前には、国を亡ぼす病気として恐れられていました。
ここ数年は、コロナ禍での医療機関受診控えや罹患率の高い国外からの入国者の減少などにより、罹患率減少が加速しておりましたが、今でも1日に約30人もの新しい患者が発生し、5人が命を落としている日本の重大な感染症です。
結核の常識2023公益社団法人結核予防会発行(PDF:2,850KB)
結核について(公益社団法人結核予防会)(外部サイトへリンク)
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痰のからむ咳、微熱、身体のだるさが2週間以上続いている場合、たちの悪い風邪ではなく、結核かも?と考えてみる必要があるかもしれません。次のとおり、治療完了までの流れなどをリーフレットにまとめましたので参考としてご覧ください。
結核って感染するの?~治療完了まであなたと大切な人を守るために~(PDF:444KB)
なお、症状がなくても定期的に健診を受けることが結核の早期発見、周囲の大切な人に感染させないためにも重要です。一般的な定期健康診断で実施している胸部レントゲン撮影が結核を発見するきっかけになります。皆様、定期的な健康診断を欠かさずに受診しましょう。
結核は、「感染」(菌が体内にある状態)しても必ず症状が出るとは限りません。ただし、高齢化等により免疫が落ちると「発症」することがあります。結核が「発症」して病気が進行すると、排菌(菌を体の外に出している状態)し、身近な人へ「感染」させる可能性が高まります。
保健所では、結核の感染拡大を防ぐため、調査を行い、患者との接触頻度等に応じて、家族などを対象とした健康診断を実施し、感染していないかを確認します。
保健所と調整し、まずは身近な方で誰を健診の対象とするかを決定します。そのために、次のチェックシートを使って、接触が多かった家族・友人などをまとめてみましょう。
身近な方の健康を確認していきましょう ~あなたと大切な人を守るために~(チェックシート)(PDF:243KB)
施設や会社など、結核患者が、日頃過ごす場所が家以外にもある場合、状況に応じて、その施設の利用者や職員・同僚などを対象とした健康診断を行うことがあります。
そこで、施設・事業所での結核患者との接触者に対する健康診断の流れについて、次のとおりまとめました。保健所と調整するにあたって、お手元に用意いただくと、調整がスムーズに進むかと思いますので、ご確認ください。
施設・事業所の結核接触者健診について(チェックシート)(PDF:286KB)
接触者健診リスト(記載例も同ファイル内)(エクセル:20KB)
管内での結核の新規登録患者数は、70歳以上の高齢者が過半数を占めています。これは、過去の高まん延期に「感染」していた方が、高齢化による免疫低下により「発症」したことが要因として考えられます。
高齢者の方が多く入所されている特別養護老人ホームや老人保健施設などの高齢者施設において入所者の方が「発症」すると、入所者や職員の方への集団感染が発生する恐れがあります。一方で、正しい知識を持ち予防対策に努めることで、リスクを減らすことができます。
このため、当所及び結核研究所が作成したリーフレットを確認いただくなどし、事前に正しい知識の習得と予防対策に取り組みましょう。
介護職のあなたにこれだけは知ってほしい 結核のこと(結核研究所作成)(PDF:5,916KB)
市町村や学校、医療機関、社会福祉施設など、法律により定期健康診断の実施が義務付けられている事業者の皆様は、健康診断の実施状況を保健所に報告していただくようお願いいたします。
報告様式はこちら
外国籍の方向けに、東京都保健医療局で発信している結核に関する多言語のリーフレット及び動画を紹介します。
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