ここから本文です。
更新日:2023年11月29日
出荷量の多い時期:11月~3月 |
“西のふぐ・東のあんこう”と並び称される「あんこう」は、茨城を代表する冬の味覚です。
茨城では11月~3月があんこうのシーズン。県内各地であんこう料理を楽しめます。
見かけはギョッとするようなルックスのあんこうですが、その味は淡白でコラーゲンたっぷり。
身は脂肪が少なく、低カロリーなため、女性にもたいへん人気です。
あんこうは「食べられない所が無い」と言われるように、骨以外は全て食べることができる魚です。
「肝・胃・皮・ヒレ・エラ・卵巣・身」は、「あんこうの七つ道具」と呼ばれ、それぞれの風味や食感などを活かした料理に使用されます。
あんこう鍋は、これらの「七つ道具」すべてを一度に味わえ、それぞれの部位の食感の違いを楽しむことができる料理です。
その他にも、生のあん肝を鍋で乾煎りして煮込む漁師飯の「どぶ汁」や、あんこうのから揚げ、湯引きした七つ道具を酢味噌でいただく「とも酢」など、あんこうの楽しみ方は様々です!
あんこうは、体重の約8割が水分で、全身が軟らかく表面のぬめりが強いため、まな板の上に置いても安定せずに滑ってしまいます。
そのため考案されたのが、あんこうを吊るして、回転させながらさばく「吊るし切り」という解体法です。
大きな鉤(かぎ)に口をひっかけ、エラとヒレを外してから口の周りに切れ込みを入れて皮をはがした後、内臓や身を外していく「吊るし切り」の様子は、迫力満点です。
1999年からスタート!恒例の吊るし切りショーを毎日開催!!
大洗町の大洗ホテルでは、あんこうが旬を迎える11月から3月31日まで「あんこうフェア」を開催しています。
今回のフェアでは、定番の「あんこう小鍋」や「あん肝」、「あんこう唐揚げ」に加え、あんこうの身と野菜を煮込む「ラタトゥイユ風」等、他では味わう事が出来ない様々な「あんこう料理」をバイキング形式でお楽しみいただけます。
また、食べて楽しむだけでなく、期間中毎日、あんこうの吊るし切りショーも楽しむことができます!(毎日17時~、約20分)
料理人があんこうの生態を説明しながら捌いていくショーは圧巻です。
※料理内容は変わることがございます。
バイキング料理では様々なあんこう料理が並びます。
|
全国あんこうサミットは、2014年から「あんこうどぶ汁」発祥の地である北茨城市が開催する食の祭典で、あんこう料理を一堂に集め、あんこうの美味しさ、素晴らしさを全国に発信することがテーマのイベントです。
今年度は2024年1月28日(日曜日)に開催予定となっており、全国から名店が集結し、各店自慢のあんこう料理で皆様をおもてなしします。
定番のあんこう鍋やどぶ汁をはじめ、あんこうを使った様々なグルメも楽しめます。
また、あんこうの吊るし切りの実演なども行われ、あんこうを満喫できるイベントとなっています。
【日時】2024年1月28日(日曜日) |
北茨城市のまるみつ旅館は、姉妹店の菓子店「てんごごろ」にて、あんこうの顔の形をした和菓子「あんこう大福神」を今年新発売しました!
大福の餅の部分にはあんこうから取り出したコラーゲンが練り込まれ、あんこうの口には季節の果物がくわえられています。
色鮮やかでかわいらしい見た目がSNSでも話題となっています。
宿泊者には、無料でお茶うけにて提供しています。
また、新しく映画「ゴジラ-1.0」タイアップの「ゴジラ級あんこう鍋」を通販限定で販売。
あんこうの頭が丸ごと入ったゴジラ級の迫力ある見た目が特長です!
普段食べられない希少部位(ほほ肉、唇、アンテナ白身)が食べられます。
その他にも、たっぷりのあん肝に地元のたつご味噌を合わせた濃厚な味わいの「あん肝ラーメン」や、様々なあんこう料理も楽しむことができます。
あんこう大福神/1個330~450円(税込)
ゴジラ級あんこう鍋/11,000円(税込)/2人前(通販ショップにて数量限定販売)
あんこうの宿 まるみつ旅館 |
北茨城市で人気の和食料理店「食彩 太信(だいしん)」では他ではあまり見られない珍しいあんこう料理を楽しむことができます。
中でも、あんこうの身と皮と胃袋のカツを卵でとじた「あんこ〜る丼」は様々な食感も楽しめる人気メニューとなっています。
その他にも、あんこうの刺身やあん肝炙り、あんこうの唐揚げ、あんこうコロッケなど様々なメニューがあります。
また、あんこうを低温真空フライ製法により極力少ない油で揚げてチップ状にした「鮟鱇ひとすじ」はサクサクであんこうの旨味が凝縮されており、お土産にも人気の商品です!
あんこ〜る丼990円(税込)
鮟鱇ひとすじ/864円(税込)(オンラインショップでも購入可能)
|
茨城の旬の食材をふんだんに使った料理を提供している茨城県アンテナショップ『IBARAKI sense』のBARA diningでは、茨城自慢の食材がたっぷり味わえる贅沢なメニューを堪能することができます。
あん肝を溶かした2種の味噌仕立ての特製スープが美味しいあんこう鍋がメインの季節限定メニューの提供を開始しましたので、ぜひご賞味ください。
茨城沖よりあんこうの小鍋とつくば鶏の香味焼き/1,800円(税込)
いばらき冬の味覚あんこう鍋コース/6,600円(税込)(要予約)
|
出荷量の多い時期:12月~2月 |
茨城県の魚として選定されている「ひらめ」。
「寒びらめ」といわれるように、冬に向け、豊富な餌を食べて肉厚となり、脂質の量が最大になる冬(12月~2月)が旬です。
うま味の中心となるイノシン酸が豊富なため、淡白でありながらも濃厚な味わいで、刺身にも煮付けにもよく、春の「たい」と並ぶ高級魚です。
令和3年の茨城のひらめの漁獲水揚げ量は年間229トン、全国の漁獲量ランキングは8位となっています。
黒潮と親潮がぶつかり合う茨城沿岸は、プランクトンが多く、小魚が集まります。
この豊かな漁場でとれるひらめは“常磐もの”(じょうばんもの)と呼ばれ、食通の方々や市場の間で高い評価を受けています。
「ひらめ」と「かれい」はよく似ていますが、「左ひらめの右かれい」と言うように、腹側を手前にして口が左側にあるのがひらめ、右にあるのがかれいと判別できます。
またひらめはかれいに比べて口がかなり大きく、鋭い歯が並んでいるので、これも見分け方の一つです。
出荷量の多い時期:11月~12月 |
「青魚の王様」と呼ばれるほど栄養価が高い「さば」。
中でも茨城産の「まさば」は分厚い身と肉質の良さ、豊かなうま味で、市場からの支持は絶大です。
一般的にまさばは1年を通して漁獲されますが、茨城沖では北海道沖や三陸沖で餌を食べ脂をたっぷりとため込み、南下してきた10月から3月下旬が漁期。
11月から12月にピークを迎えます。
漁獲直後から冷海水で一気に冷やし鮮度良く水揚げされたさばは、市場でサイズごとに仕分けられ、鮮魚やしめさば、干物、缶詰などに加工されて市場に流通します。
出荷量の多い時期:7月(下旬)~12月 |
「しらうお」は、明治から昭和にかけて霞ヶ浦で盛んに行われた「帆びき網漁」の主対象種として漁業者の暮らしを支えてきました。
獲れたてのしらうおは透明でキラキラと輝いていることから、地元漁師には「(霞ヶ浦の)ダイヤモンド」と呼ばれています。
しらうおは、はぜ科の“しろうお”やいわしの稚魚“しらす”とは別の種類で、寿命は1年です。
味は、淡白ながら甘味とほど良い苦味があり、脂肪が少なく、とてもヘルシー。
また、カルシウムやミネラルをたっぷり含んでいて栄養満点。
漁が解禁する夏に獲れるしらうおは体長4センチメートルほどですが、秋・冬頃になると大きく成長し、佃煮やかき揚げなど様々な調理法で味わえるようになります。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください