湖沼環境研究室及び大気・化学物質研究室で取り組んだ調査研究の成果を、広く県民の皆様にご報告することを目的に、成果発表会を開催いたしました。
今年度は、5題の口頭発表と11題のポスター発表を行いました。出席者から多くのご質問・意見があり、活発な質疑応答となりました。
会場とオンラインで約100名の皆様にご参加いただきました。
■ 霞ヶ浦の現存量と溶存態有機物の変化
湖沼環境研究室 主任研究員 長濱 祐美
霞ヶ浦の有機物現存量について文献値から整理し、湖水中の溶存態有機物の生分解性試験の結果について報告しました。
■ 涸沼の水質変動
湖沼環境研究室 主任 大槻 和弘
汽水湖である涸沼の湖心における溶存酸素量と、海水の遡上による塩分濃度の指標となる電気伝導率の関係から、湖内の成層化を考察し報告しました。
■ 牛久沼における近年のCODの変動状況
湖沼環境研究室 主任 木村 夏紀
牛久沼湖心の水質変動を解析し、溶存態及び懸濁態それぞれから見た近年のCODの変動要因を考察した結果を報告しました。
■ 茨城県における大気環境中のアスベスト測定
大気・化学物質研究室 主任研究員 豊岡 久美子
大気環境中のアスベスト測定について、位相差顕微鏡によるPCM法から電子顕微鏡によるA-SEM法への変更を検討した結果を報告しました。
■ 茨城県における酸性雨の推移と全国との比較
大気・化学物質研究室 主任 吉田 彩美
茨城県内における降雨のpHやイオン濃度とその経時変化を調査し、全国との比較を行った結果を報告しました。
[湖沼環境研究室]
■霞ヶ浦の水質の長期的変化(COD)
■「霞ヶ浦水質予測モデル」の構築とその利用
■霞ヶ浦への大気沈着による汚濁負荷の観測
■アオコ情報の発信
■涸沼水質の長期的変化
■牛久沼水質の長期的変化
[大気・化学物質研究室]
■茨城県における微小粒子状物質(PM2.5)の推移
■茨城県における有害大気汚染物質の状況
■茨城県における大気環境中のアスベスト測定
■茨城県における酸性雨の推移と全国との比較
■百里飛行場における航空機騒音実態調査
茨城県霞ケ浦環境科学センター 湖沼環境研究室
〒300-0023 茨城県土浦市沖宿町1853番地
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