今回の成果発表会では、かすみがうら市水族館の伊東名誉館長から「霞ヶ浦の昨日・今日・明日 〜水族館が出来ること〜」と題した講演をするとともに、世界湖沼会議に関する報告や当センターが実施している事業から北浦流域の窒素やハス田からの負荷、大気汚染物質、環境学習に関する調査研究について発表しました。
かすみがうら市水族館 名誉館長 伊東二三夫 氏
【講演概要】
過去の霞ヶ浦の様子や霞ヶ浦に生息する魚類についての説明、かすみがうら市水族館の様子や取り組みに関する説明など、分かりやすく説明していただきました。
平成30年10月に開催された世界湖沼会議では,当センターの職員が学生会議や湖沼セッション,霞ヶ浦セッション,分科会,エクスカーション等,会議中の様々なイベントに関わりました。本発表ではその様子について報告しました。
窒素濃度が高いレベルにある北浦の流入河川(鉾田川,巴川)を対象に,窒素成分濃度の空間分布及び季節変動の特徴,並びに安定同位体比を指標として窒素成分の起源を推定した結果について報告しました。
日本で初めてハス田群で基盤整備を行った茨城県土浦市手野地区で,一年間水質調査を行い,その結果を報告しました。
茨城県のPM2.5は測定地点のうち1地点で環境基準が未達成(H29年度)でしたが,その要因は,複雑化しており依然として解明には至っていません。本発表では,茨城県のPM2.5の近況及び,季節ごとの挙動・濃度上昇要因について報告しました。
茨城県霞ケ浦環境科学センター 湖沼環境研究室
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