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更新日:2023年9月25日
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インドネシアで開催された国際かんがい排水委員会(ICID)第70回国際執行理事会において、令和元年9月4日(水曜日)に北茨城市の歴史的なかんがい施設「十石堀」が、本県で初となる世界かんがい施設遺産として登録されました。
日本では、十石堀のほか、埼玉県の見沼代用水路、熊本県の菊池のかんがい用水群、岡山県の倉安川・百間川かんがい排水施設群の3施設が新たに登録されました。
十石堀は、1669年に当時の農民の発意と計画により、現北茨城市中郷町に建設された農業用水路で、約78haの水田に用水を供給しています。
当時、水源が天水のみで水不足に悩む農民が奥深い山中を探索し水源を開発したことや、自然の地形を巧みに活用しながら急峻な山の斜面を掘削して建設したことなどの技術的特長があります。
当時の農民の工夫と協働により建設され、建設後も維持管理や補修が受け継がれ、現在は利水する3地域(松井地域、日棚地域、粟野地域)の住民で構成される「十石堀維持管理協議会」により保全管理されています。
写真:建設当時の姿のまま利用されている区間 (開削した区間) |
写真:瀧ノ沢水門 |
農地局ホームページ「いばらきの農村発見」において、十石堀の散策を含めたおでかけプランを紹介しております。ぜひご覧ください。
世界かんがい施設遺産登録に関するリンクは以下のページをご覧ください。