ここから本文です。

更新日:2023年9月30日

令和5年度稲敷地域リアルタイム情報

 

もくじ

令和5年度

稲敷地域リアルタイム情報

稲敷地域青年農業士会が先進事例視察研修会を開催しました

 2月21日(水曜日)及び22日(木曜日)に稲敷地域青年農業士会先進事例視察研修会が開催されました。本研修会では、稲敷地域の青年農業士8名が宮城県仙台地域の先進的な生産者3名を視察しました。

 上杉りんご園は良食味のりんごにこだわり、樹上完熟等に取組む大郷町のりんご生産者です。りんご園での直売の他、自身のwebサイトでの通信販売や規格外品の加工等を行っています。

 大郷グリーンファーマーズは環境にやさしい農産物の栽培にこだわり、特別栽培の水稲、小松菜などの野菜、採卵鶏を生産する大郷町の農業法人です。化学肥料や農薬の低減に努める他、田植えなどの体験会を開催し、地域の方々との交流・農業の啓発にも取り組んでいます。

 仙台イーストカントリーは水稲や味噌の生産、農家レストラン「おにぎり茶屋ちかちゃん」の運営を行う仙台市の農事組合法人です。地域の雇用創出に力を入れており、構成員も全て地域の方々です。自社のお米を使ったおにぎりは人気が高く、一日に2千個生産されています。東日本大震災の津波被害により、圃場が作付出来ない状況になりましたが、農地を守るために尽力し、現在では被災前よりも多くの面積の作付を担っています。

 従業員を雇用して大規模経営を行う青年農業士も多く、従業員教育や人事評価制度などの人材育成や6次産業化や販路拡大などの経営の多角化についての質疑があり、自身の経営改善に活かそうという意欲が見られました。

 また、それぞれの地域の農業の課題や地域計画について意見交換を行うなど、担い手として地域の農業を支えていく意気込みを感じられました。

 普及センターでは、今後も青年農業士等の活動を支援し、経営者の育成を図っていきます。

稲敷地域農業改良普及センター

sendai1sendai2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年度県南地域農業学園第10回「水稲育苗講座」を開催しました

 普及センターでは、新規就農者や就農5年以内程度の農業者を対象に農業の知識・技術習得を支援するための講座を通年開催しています。

 令和6年2月20日(火曜日)に県南地域農業学園第10回「水稲育苗講座」を開催しました。当日は県南地域の農業学園生及び若手水稲生産者、JA担当職員など計25名が出席しました。

 普及センター職員より、水稲の種子消毒から田植えまでの育苗作業のポイントや気をつけるべき病害虫について解説しました。育苗で最も気配りが必要なのは温度管理です。10℃以下の低温や30℃を超える高温も、病害虫や生育不良の原因となるため、生育段階に応じ適温を保つ必要を伝えました。

 また、昨年作の振り返りと本年作に向けた対策についても解説しました。昨年は夏季の高温と雨不足が目立ち、一等米比率が大きく低下しました。主食用米品質向上のために高温耐性品種の導入や間断かんがいの徹底を呼びかけました。

 講座終了後には令和5年度稲敷地域農業学園閉講式を行いました。今年度は土浦地域、つくば地域と合同での開催を含め10回の講座を実施し、多くの農業学園生に出席いただきました。

 普及センターでは来年度も様々な講座を開催し、新規就農者等の知識・技術習得を支援していきます。

稲敷地域農業改良普及センター

ga

 

 かんしょ良品生産に向けて

 令和6年1月31日(水曜日)、阿見町でかんしょを生産する方を対象として「阿見町かんしょセミナー」を開催し、生産者10名が出席しました。

 かんしょは今も需要が高く、実需者からは引き続き“量”を求められていますが、直近では“量”に加えて“品質”も求められてきています。こうした背景があり、セミナーでは普及センターがかんしょの収量・品質向上を目的に設置した実証圃の結果を報告しました。効果が感じられた資材があった一方で、期待したような効果が得られなかった手法もありましたが、出席した生産者は皆さん熱心に耳を傾けていました。

 普及センターでは、今後も技術指導をこまめに行い、かんしょの良品生産を支援していきます。

稲敷地域農業改良普及センター

 kansho

 

県南地域農業学園第6回「土壌の物理性・排水性改善対策講座」および第8回「農作業安全講座」を開催しました

 普及センターでは、新規就農者や就農5年以内程度の農業者を対象に農業の知識・技術習得を支援するための講座を通年開催しています。

 今年度から県南地域の3普及センター(土浦、稲敷、つくば)で各講座を共催しており、当普及センターでは第6回および第8回の講座を主催しました。

 第6回の「土壌の物理性・排水性改善対策講座」では、10月24日にスガノ農機株式会社にて行いました。最初、座学にてプラウや緑肥の有無によって、ほ場の物理性や排水性にどのような違いが出るのか実例を通じて学びました。その後、機械工場や土作りに関する歴史館を見学し、幅広い観点から知識を習得しました。受講生からは「土壌改善について実例を基にした話が聞けて良かった」、「耕うんや緑肥使用の大切さが理解できた」等の感想がありました。

 第8回の「農作業安全講座」では、12月11日に農林水産研修所つくば館水戸ほ場にて行いました。まず座学にて、農作業中で特に事故が多い乗用トラクターについて、安全フレームの設置や作業時のシートベルト、ヘルメットの着用の必要性等を学びました。次に刈払機の自己点検のポイントや正しい除草の仕方について演習を行いました。

 また、トラクターで傾斜面路を走行し、転倒寸前の危険な状況を体験した他、車体の大きさが異なるトラクターに乗車し、それぞれの走行時の振動の違いについても体験しました。受講生からは「トラクターの斜面走行は貴重な経験となった」、「農作業の危険性について再度確認することができた」等の感想がありました。 

 今後も普及センターでは様々な講座を開催し、新規就農者の知識・技術習得を支援していきます。

 稲敷地域農業改良普及センター

 スガノ農機 水戸ほ場

 (土壌の物理性・排水性改善対策講座) (トラクターの傾斜面走行体験)

 

「西部地区担い手青年農業研究会」において第2回学習会を開催

 令和5年12月5日、JA稲敷の「西部地区担い手青年農業研究会」において、第2回学習会が開催されました。本研究会は、45歳以下の若手農業者で構成され、今後の地域の担い手として活躍が期待されています。

 学習会では、「代表的な水稲品種の特性」や「肥料・農薬入門講座」などの内容について、当普及センターをはじめ、JA全農いばらきやJA稲敷TACが講師となり、水稲栽培における基礎的な内容を説明しました。

 また、本研究会設立時はJA稲敷西部地区管内の農業者で構成されていましたが、同世代の交流をさらに広げ、みんなで勉強していきたいということから、地域の垣根を越えて幅広く会員を募集する旨の説明もありました。今後も、当普及センターでは水稲の基本的な栽培技術からスマート農業等の先端技術の導入などを支援してまいります。

稲敷地域農業改良普及センター

 西部青年農業研究会第2回学習会

 

 稲敷地域青年農業士会が「いなしきアグリカフェ」を開催しました

 稲敷地域青年農業士会は、地域の就農希望者の確保・育成を図るため、12月4日に江戸崎総合高校グリーンテクノ系列2年生との交流会「いなしきアグリカフェ」を開催しました。

 前半は、青年農業士2名が代表して自身の経営等について講話を行いました。就農の動機や栽培のこだわりなどの話があり、高校生は高い関心を持って講話に耳を傾けました。
 後半は、班ごとに分かれて意見交換を行いました。青年農業士からは農業の面白さや苦労、やりがいだけでなく、農業を通じて農村社会を支えて社会貢献をしたいという思いを伝えました。高校生は青年農業士の自己紹介シートを元に事前学習をしており、具体的な栽培方法や販売先、就農後経営を担うまでの経緯などに関する様々な質問が出され、どの班も活発な意見交換が行われました。

 「いなしきアグリカフェ」は今回で7回目の開催であり、過去には参加した生徒が青年農業士の法人へ就職するなど、地域の後継者育成活動として重要な活動となっています。
 稲敷地域青年農業士会では、来年度以降も江戸崎総合高校と連携し、就農希望者の確保・育成を図っていく予定です。

稲敷地域農業改良普及センター

ikenkoukannaganuma

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 JA稲敷江戸崎南瓜部会が全体研修会及び栽培講習会を開催しました

 令和5年11月7日、JA稲敷江戸崎南瓜部会は全体研修会及び栽培講習会を開催し、生産者、稲敷市地域おこし協力隊員、農薬メーカー、関係機関の32名が出席しました。

 普及センターからは、土壌診断結果に基づいた施肥の提案を行った他、産地で課題となっている立枯病による穴あき果対策として、ポリ資材やリビングマルチを使った物理的防除の実証試験結果について説明しました。立枯病の対策はこれから先、土壌消毒剤の活用や休作の実施に合わせて、物理的防除等を組み合わせた総合的な防除が必要になってくると思われます。

 今後も普及センターでは、日頃の普及指導活動を通じて、江戸崎かぼちゃの生産を支援していきます。

 稲敷地域農業改良普及センター

 栽培講習会 GI

 

レンコン栽培におけるスマート農機活用に向けた取り組みを行っています。

 レンコン栽培において、圃場の水管理は重要な管理作業の一つです。現在は、生産者が管理するすべての圃場を定期的に見回りし、水位を確認しながら、入水作業を行っていますが、遠隔地にある圃場の場合は、水位の確認が大きな負担となっています。

 JA稲敷蓮根部浮島支部研究部では、このような負担を軽減するための新たな取組みとして、圃場の水位をスマートフォン等で確認でき、設定した水位に維持するように入水を自動化できる自動給水機を、試験的に部員8名全員の圃場に設置することとしました。

 そこで、令和5年11月14日に稲敷市浮島のレンコン圃場で、普及センターから研究部員に対して自動給水機の設置方法を実演で説明しました。今後、研究部員は各々のレンコン圃場に自動給水機を設置し、普及センターでは導入の効果を調査する予定としています。この他にも、ドローンなど経営課題の解決に役立つスマート農機の活用の検討を支援していきます。

稲敷地域農業改良普及センター

farmo1 formo2

 

次世代を担う若手農業者による「西部地区担い手青年農業研究会」が設立されました

 令和5年10月30日、JA稲敷西部地区において「西部地区担い手青年農業研究会」が設立されました。当研究会は、20代~40代前半までの若手農業者で組織され、次世代の担い手農家として成長するとともに、地域農業の発展に寄与していくことを目的としています。

 設立総会後には、早速、スマート農業や肥料・農薬に関する勉強会が開催されました。稲敷地域ではJA稲敷本店にRTK基地局が整備されているため、ドローンや自動操舵システム等のスマート農機において、GPSよりも正確な位置情報が取得でき、高精度な作業が可能であることが説明されました。また、最新型ドローンの紹介もあり、研究会員からも多くの質問があり、関心の高さが伺えました。

 今後は、スマート農業に係る県外研修や各種勉強会が開催される予定となっており、研究会員の活躍が期待されます。

稲敷地域農業改良普及センター

青年農業研究会勉強会 青年農業研究会集合写真

 

稲敷地域女性農業士会が「いなしき食農交流ミニフォーラム」を開催しました

 稲敷地域女性農業士会では毎年、「いなしき食農交流ミニフォーラム」として旬の地域農産物をテーマとした食農交流活動を行っています。今年は10月27日に牛久市のつくば栄養医療調理製菓専門学校専門調理師学科の学生17名を対象に、「れんこん」をテーマに実施しました。

 女性農業士から、「れんこん」の特性や栄養価等についての紹介を行い、その後各班に分かれ、「れんこんサラダ」、「こんこん汁」、「れんこんハンバーグ」の調理を行いました。学生もあまり「れんこん」を調理に用いることはなかったようで、調理中も女性農業士たちにアドバイスを聞きながら楽しそうに交流している様子でした。

 試食後、女性農業士会が作成した「れんこん紙芝居」と収穫・調製作業の動画を披露し、学生たちからも好評でした。

 女性農業士たちも、今回の調理師の卵たちとの交流により、調理してくれる人にもっと「れんこん」のおいしさや魅力を伝える活動をしていきたいと感じたようで、次回以降の交流への意欲を見せていました。今後も普及センターでは、女性農業士会の食農交流活動を支援していきます。

稲敷地域農業改良普及センター(販路拡大)

食育フォーラム1 食育フォーラム2

 

JA稲敷蓮根部金江津支部が目揃会を開催しました。

 10月17日にJA稲敷蓮根部金江津支部は目揃会を開催し、生産者、市場関係者、関係機関の約30名が出席しました。

 河内町金江津は歴史のあるれんこん産地で、当支部で出荷するれんこんは形状の揃いが良いため、取引市場から高い評価を得ています。高い評価を維持するために、目揃会では出席者で意見を出し合いながら実際にれんこんの選別を行い、選別基準を再確認しました。また、生産者、関係機関で今年のれんこんの収穫状況について情報交換するとともに、市場関係者から他産地の出荷状況について情報提供がありました。また、普及センターからは土づくりの重要性を呼びかけました。

 稲敷地域農業改良普及センター

 

renkon

 renkon2

 

JA稲敷の各地区において水稲作見会を実施

 JA稲敷各地区において、6~8月にかけて水稲作見会を開催(計16回)し、延べ約390人の生産者が参加しました。

 普及センターからは、気象の経過や調査圃場等の生育状況、病害虫防除や今後の栽培管理等について説明しました。特に、8月の作見会では、今年度も出穂以降の高温が続いており、昨年と同様に白未熟粒等の発生による品質の低下が懸念されたため、水管理を中心に指導しました。

 また、分かりやすく情報を伝えるために、タブレット端末と簡易顕微鏡を活用した幼穂形成の説明(7月)や、斑点米カメムシ類の発生量を把握するために、作見会当日に当該圃場のすくい取り調査(7~8月)なども行いました。

 今後も普及センターでは、作見会や日頃の普及指導活動を通じて、高品質米の生産を支援していきます。

稲敷地域農業改良普及センター

2308作見会1 2308作見会2 2308作見会3

 

稲敷地域青年農業士会雇用研修会が開催されました

 7月25日(火曜日)、稲敷地域青年農業士会雇用管理研修会が開催されました。当日は6名の青年農業士、1名の農業経営士および4名の市町村農政担当者が出席しました。

 研修会は2部構成とし、第1部では中島社会保険労務士に「農業経営における「労務管理の基本」と「人材確保」について」のテーマで講演いただきました。農業は、労働基準法の適用除外となってはいるが深夜割増は必要であること、パートでも有給休暇は必要であること等を学び、人を雇う際の知見を広げることができました。

 また、第2部では1日農業バイトアプリ「デイワーク」を運営する鎌倉インダストリーズ株式会社の原代表に、当アプリの活用についてオンラインで説明いただきました。原代表からは茨城県でも是非活用していただきたい旨のお話があり、参加者は早速研修中にアプリをインストールして原代表に質問するなど、高い関心を示している様子がうかがえました。

 普及センターでは、今後も青年農業士等の活動を支援し、経営者の育成を図っていきます。

 稲敷地域農業改良普及センター(令和5年7月25日)

第二部第一部

 

 

 

 

 

 

 

 

第1回県南地域農業学園(稲敷地域)を開講しました

 普及センターでは、新規就農者や就農5年以内程度の農業者を対象に農業の知識・技術習得を支援するための講座を開講しています。

 今年度は6月20日(火曜日)に第1回目の講座を開講し、前半に就農支援アドバイザー講話、後半に意見交換会を実施しました。

 就農支援アドバイザー講話では、農業経営士の横田修一氏と青年農業士の長沼雅之氏からそれぞれ就農後に経験した悩み、課題の解決方法および学園生に伝えたいこと等を中心に講話をしていただきました。

 意見交換会では、学園生が2班に分かれて各自が抱えている農業経営に関する悩みや問題点について発表し、就農支援アドバイザーと普及指導員がアドバイスを行いました。受講生からは、効率的な除草作業の仕方や短期雇用人材の募集方法等について様々な意見が出され、活発な意見交換会となりました。

 今後、座学以外にも農機メーカー視察や市場視察といった多様な講座を予定しており、受講生を支援していきます。

 稲敷地域農業改良普及センター

 1 2

 

JA稲敷西部地区担い手農業経営研究会の試験圃場で田植え等を実施

 JA稲敷西部地区担い手農業経営研究会(以下、研究会)において、令和5年4月27日に自動運転田植機やドローンを活用した試験圃場の田植え等実演会を開催し、生産者や関係者等約100名が参加しました。

 今年度、研究会では飼料用米や米粉用米専用品種の現地適応性の確認、ドローンフル活用圃場の設置、栽培管理システムを利用した可変施肥、および肥料高騰や環境に配慮した資材の試験など、さまざまな取り組みを実施しています。

 特にドローンフル活用圃場では、湛水直播をはじめ、基肥や追肥、農薬の散布など、ドローンにより可能な作業はすべてドローンで実施するという先進的なスマート農業の試験にチャレンジしています。

 今後、普及センターでは研究会や関係機関と連携しながら生育調査やコスト試算等を実施し、生産者の所得向上につなげるための支援をしていきます。

稲敷地域農業改良普及センター

西部担い手農業経営研究会自動運転田植機 西部担い手農業経営研究会ドローン播種

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

県南農林事務所稲敷地域農業改良普及センター経営課

〒300-0504 茨城県稲敷市江戸崎甲541稲敷合同庁舎内

電話番号:029-892-2934

FAX番号:029-892-6684

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?