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更新日:2023年9月30日
令和5年2月9日にJA稲敷西部さといも部会が、次作に向けた栽培講習会を行いました。
今作は、さといも栽培が始まって2作目でしたが、施肥の方法を改善したことで、前作より上位規格の収量が増加しました。それにより、販売金額も向上しています。
普及センターでは、次作に向けて種いもの消毒についてと、上位規格の割合を更に増やすため、追肥の時期といもの肥大性との関係について説明しました。
さといも栽培者の販売金額向上に向け、今後も支援を行います。
稲敷地域農業改良普及センター
令和5年3月7日(火曜日)、稲敷合同庁舎会議室にて、第6回稲敷地域農業学園「農薬安全使用講座」を開催しました。
講座では、一般社団法人 日本植物防疫協会より講師を招いて、農薬を安全に使用するための注意点などを解説していただきました。トマトとミニトマトなど、登録内容を間違えやすい作物の紹介や、農薬が散布する予定以外の場所にかかってしまう「ドリフト」を防ぐための安全策について解説がありました。また、実際に発生した事故の事例が紹介され、身近なところに事故の危険性があることを注意喚起する講座となりました。
農薬はそれぞれ、対象作物、使用時期、散布方法、濃度などが細かく定められており、これらを遵守することで、安全に使用することができます。しかし、登録にない使い方をしてしまうと、農産物が出荷できないといった経済的損失だけでなく、使用者や周辺住民に健康被害が出る可能性があります。農薬を使用する際は誤った使用法で農薬を使わないように必ずラベルを見て、対象作物、希釈倍数や使用量、使用時期、使用回数等を確認するよう注意喚起がなされました。
普及センターでは、令和5年度も引き続き、新規就農者を対象とした農業学園の講座を開催していく予定です。
稲敷地域農業改良普及センター
令和5年2月24日、河内町において麦の追肥についての作見会を実施しました。
普及センターからは、気象の経過と調査ほ場での現在の生育状況について、また、事前の調査及びその場での測定により、明らかにした適切な追肥時期について説明しました。今年は播種時期に降雨が少なかったため発芽が順調に進みましたが、播種時期によっては追肥時期に十分な生育を確保できないほ場もあり、良く生育状況を確認して追肥するよう指導しました。
また、稲敷地域は湿害を受けやすい地域であるため、湿害軽減効果が見込める畝たて播種を推進しています。畝立て播種と慣行の方法で播種された圃場を見比べるとともに、畝たて播種を行っている生産者からメリット・デメリットについて説明をして頂きました。
普及センターでは赤かび病の適期防除の指導等、今後も支援を行っていきます。
令和5年2月22日、公益社団法人茨城県農林振興公社が主催する令和4年度茨城県稲作・そば共進会表彰式が開催され、稲作部門で稲敷市の株式会社きうち農産が優良賞を、そば部門で阿見町の横張清彦氏が最優秀賞を受賞しました。
この共進会は、対象作物の生産を含めた農業経営全体を審査・選考しており、それぞれの受賞者は地域のモデル経営体として評価されました。
普及センターでは、今後も農産物の生産振興や優良経営体の育成支援を進めていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
稲敷地域青年農業士会は、地域の就農希望者の確保・育成を図るため、江戸崎総合高校グリーンテクノ系列2年生との交流会「いなしきアグリカフェ」を開催しました。
まず、青年農業士3名が就農までの経緯や自身の経営等について講話した後、4班に分かれて意見交換を行いました。青年農業士からは農業の面白さや苦労、やりがいだけでなく、農業を通じて社会貢献をしたい、農村社会を支えていきたいという思いを強く伝えました。高校生は青年農業士の自己紹介シートを元に事前学習をしており、具体的な栽培方法や販売先、就農後経営を担うまでの経緯など様々な質問が出され、どの班も活発な意見交換が行われました。
「いなしきアグリカフェ」は平成27年度に始まり、今回は3年ぶり6回目の開催となりました。ある法人では高校のOBを2名雇用しており、うち1人は過去に開催したアグリカフェがきっかけとなったことも紹介しました。経営主として人材の確保に課題を感じる青年農業士も多く、農業に携わる方法の一つとして農業法人への就職があることなどを、自身の経営を通じて高校生にPRできる良い機会となりました。
稲敷地域青年農業士会では来年度以降も江戸崎総合高校と連携し、就農希望者の確保・育成を図っていく予定です。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年12月6日(火曜日)、稲敷合同庁舎会議室にて、第5回稲敷地域農業学園「土づくり講座」を開催しました。
近年、肥料価格の高騰により、従来の施肥体系での栽培が難しくなりつつあります。有機質肥料の活用や、土壌診断による適正施肥などによる化学肥料低減への取組みが重要となっています。
本講座では、作物を作りやすい土壌の条件である土の物理性、生物性、化学性の解説及び改良の手法について、普及センター職員より講義を行いました。
また、普及センターで行う土壌診断の処方箋の読み方や、土壌改良資材の施用量等についても解説しました。
農業学園の次回講座は2月に「農薬の安全使用」について開催予定です。
11月2日、稲敷地域のれんこん生産者を対象に規模拡大をテーマにした研修会を開催し、生産者、関係機関合わせて107名が参加しました。
稲敷地域のれんこん産地では、高齢化により栽培が出来なくなった農地を担い手が引き受け、担い手1戸あたりの経営面積は拡大傾向にあります。そこで、産地の維持発展と経営体の更なる所得向上を目的に、現地の経営事例を基に普及センターが試算した規模拡大経営シミュレーション結果の説明、雇用を導入して規模拡大を行っている2経営体:株式会社髙木農園、株式会社れんこん三兄弟の事例発表を行いました。
また、省力化のためドローンと自動給水機を紹介し、作業効率を改善した株式会社れんこん三兄弟の出荷調製場を視察しました。
普及センターでは、今後も経営体の所得向上支援とスマート農業の推進を行っていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
稲敷地域女性農業士会では毎年、「いなしき食農交流ミニフォーラム」として旬の地域農産物をテーマとした食農交流活動を行っています。今年は牛久市のつくば栄養医療調理製菓専門学校専門調理師学科の学生25名を対象に、「落花生」と「れんこん」をテーマに10月28日と11月4日の2日間講座を実施しました。
落花生講座では、落花生ごはん、落花生のみそがらめ、ピーナッツバターを、れんこん講座では、れんこんサラダ、こんこん汁、れんこんもちを調理しました。また、調理だけでなく、落花生やれんこんの栽培についてもスライドを使って説明しました。
学生たちからは、「どの時期がおいしいのか、また一番おすすめのレシピは何か。」等の質問もあり、落花生とれんこんという食材に非常に興味を持ってもらうことができました。
女性農業士も今回の調理師の卵たちとの交流により、調理してくれる人にもっと落花生やれんこんのおいしさや調理の仕方を伝える活動をしていきたいと感じたようで、次回以降の交流への意欲を見せていました。今後も普及センターでは、女性農業士会の食農交流活動を支援していきます。
稲敷地域農業改良普及センター(販路拡大)
JA稲敷蓮根部浮島支部の生産者は、追肥に有機質肥料を用いています。
有機質肥料は、窒素成分の含有率が低いため散布量が多く、また、追肥作業は夏の暑い時期に背負い動力散布機で行うため、大変労力がかかります。そこで、追肥労力の軽減を図るため、ドローンによる肥料散布の実証を行いました。
実証日、有機質肥料を用いたレンコンへのドローン散布は県内初の取組となるため、以下の4点を検討しながら行いました。1化成肥料に比べて粒形が大きい有機質肥料を、均一に散布できるか。2散布量が多い有機質肥料を短時間で散布するには、どのような機種が適するか。3肥料が葉上に残ると葉焼けに繋がるため、葉上に肥料が残らないか。4ドローンのプロペラによる風が茎葉に損傷を与えないか。
実証の結果、上記の懸念は解消され、有機質肥料散布に適する機種も確認できました。普及センターでは、今後もスマート農業の推進を行っていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年8月25日(木曜日)、阿見町役場や県南農林事務所企画調整部門と連携して「阿見町かんしょセミナー及びかんしょ生産拡大推進会議」を開催しました。当日は阿見町のかんしょ生産者14名が出席しました。
セミナーでは、かんしょの病害虫防除や収穫時の注意点等について普及センターから説明を行い、推進会議では出席者で今後生産拡大するうえで課題となることなどを話合いました。
関係機関が連携して生産を推進してきたことにより、阿見町でのかんしょ作付面積は年々増えています(R4は約27ha)。普及センターでは、今後も技術指導を行い、かんしょの生産拡大を支援していきます。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年7月25、26日にJA稲敷蓮根部金江津支部において、GAPのチェック活動が行われました。
金江津支部では、今後GAP農産物が求められた場合に備えてGAP活動を開始しましたが、
県GAPが終了する年から始めたため、21項目のJA-GAPに取り組んでいます。
昨年度に引き続き、1年に1回部会役員、JAと普及センターが、全部会員の作業場を巡回し、
チェックリストに基づき確認作業を行いました。
一緒に巡回した部会員は、「全部会員の作業場を見ることで参考になった。また、今まで以上に
掃除を行うようになり、作業場が綺麗になった。」等、GAPを行って良かったという意見も聞かれました。
普及センターでは、今後もGAP活動の支援を行っていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年7月7日にJA稲敷西部さといも部会が、栃木県JA上都賀で視察研修を行いました。河内町では、水田の転作作物としてさといもを導入し、令和2年12月にJA稲敷西部さといも部会が設立されました。
近年、さといも栽培では湛水栽培が導入されてきており、湛水状態にすることで収量品質が向上し、連作も可能になると言われています。そこで、湛水栽培の方法を研修してきました。
実際の栽培状況を見たことで、生産者からは大変勉強になったという声が聞かれ、早速実践した生産者もいます。普及センターでは、今後も支援を行っていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
稲敷地域農業改良普及センターでは、おおむね就農5年目までの新規就農者を対象に、農業学園を開催しています。6月14日に開講式及び第1回講座、6月28日に第2回講座を開催しました。第1回講座は8名、第2回講座には15名の学園生が参加して講義聴講、情報交換を行いました。
第1回講座では、稲敷市の大規模稲作経営体であり、青年農業士でもあるYAMAGUCHIfarm株式会社代表取締役社長の山口貴広氏に講話をいただきました。
山口氏は父親から経営を引継いだ後、茨城県水稲メガファームモデル事業などを活用し、経営面積を100ha超とした中で、スマート農機等を活用して限られた人数で作業をこなしています。講話では、経営面積100ha達成までの取組みはもちろん、新しく農業を始めた方がどのように農業と向き合うべきかを伺うことができました。
第2回講座では、水稲についての講義を行いました。
本年の気象、病害や生理障害の紹介の他、今後の水管理や注意すべき病害虫について説明しました。その後、追肥や病害虫防除に必要な幼穂長による出穂期予測の実習を行い、受講生がカッターナイフを用いてイネの茎を剝き、幼穂長の測り方を学びました。また、新規就農者が今後大規模経営体を目指すうえで重要なドローンなどのスマート農機を活用した事例を紹介しました。
農業学園の講座は今後も開催いたします。第3回講座は8月に管内の農機メーカー施設で開催予定です。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年6月20日にJA稲敷西部さといも部会の現地検討会が開催されました。
JA稲敷西部さといも部会は、令和2年12月に設立されたばかりの部会です。
河内町とJA稲敷西部支店では、水田の転作作物として「さといも」を推進しており、さといも栽培が初めての生産者でも取組みやすくするため、畝上げ同時マルチ張り機、いも掘取り機、毛羽取り選別機を部会で購入し、部会員に貸し出しています。
普及センターでは、栽培の省力化につながるよう基肥一発施肥試験の実証ほを設置しています。水田転作のほ場は地下水位が高いため、排水対策や種芋の貯蔵方法等、いくつか課題はありますが、今後も支援を行っていきます。
稲敷地域農業改良普及センター
令和4年6月2日、3日に、稲敷市及び河内町で、「ミルキークイーン」、「あきたこまち」、「ちほみのり」、「にじのきらめき」の中干しについての作見会を実施しました。
普及センターからは、気象の経過、実証圃や調査ほ場での現在の生育状況について事前の調査内容及びその場での測定により、今後の栽培管理等について説明しました。今年は5月に日平均気温が平年より低温となる日があったため生育がやや停滞しており、茎数が中干しを開始するのに十分でない状況となっているため、生育を確認して茎数が確保できたタイミングを逃さず中干しを開始するよう指導しました。
今後、普及センターでは、6月中旬~下旬に、追肥に関する作見会を予定しています。
6月13日 稲敷地域農業改良普及センター
稲敷地域就農支援協議会では、稲敷地域での就農を促進するため、昨年度より江戸崎総合高校生徒のインターンシップ受け入れ支援を行っています。
今年は2名の農業経営士に協力していただき、生徒3名を受け入れました。いずれも将来的には就農や雇用就農を考えているとのことでした。2件とも田植え作業(主に苗運び作業や圃場整備等)を行いましたが、いずれの生徒も経営士の指示に従い、熱心に取り組んでいました。経営士からも「口数は少ないが、真面目に頑張ってくれている。」と、評価は高く、生徒からも、「農業が楽しいと思えるようになった。県立農大等に進学して、雇用就農を目指したい。」という声が聞かれました。
今後も稲敷地域就農支援協議会では、江戸崎総合高校と連携し、インターンシップ制度を支援していく予定です。
稲敷地域農業改良普及センター
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