ホーム > 茨城を創る > 農林水産業 > 鹿行地域 > 土地改良部門(鉾田土地改良事務所) > 潮来市北浦湖岸自然を守る会が地元小学校と連携して北浦の水質調査・生き物調査を実施しました!
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鹿行管内では、令和5年度現在、49組織が多面的機能支払交付金事業に取り組んでおり、そのうち潮来市内では9組織が活動しています。
6月20日(火)には「潮来市北浦湖岸自然を守る会(潮来市)」が、延方小学校4年生58名を対象に「生き物調査」「水質調査」を実施しました。
当日は、地元で生態系の研究に取り組んでいる茨城大学の大学院生を講師に迎え、生き物調査や水質調査を通して、身近な北浦や霞ヶ浦の自然について楽しく学ぶとともに、多世代交流の機会として大盛況でした。
現地では、アメリカザリガニ、アカミミガメといった条件付特定外来生物や、北浦や霞ヶ浦で増加しているチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)、ウシガエルのオタマジャクシなどを、実際に見たり触れたりしながら、外来種が生態系に及ぼす影響について学びました。
また、タナゴやイシガメといった貴重な在来種も用意していただきました。
生き物に関する多様な豆知識を交えた説明に、子どもたちは興味津々です。
北浦の水を採取し、COD簡易検査キットを用いた水質調査と、目視での透明度の測定に挑戦しました。
※COD(化学的酸素要求量)とは、有機物による水質汚濁の程度を示す指標で、湖沼等における水質検査の際に用いられます。CODの値が高いと、水中の有機物(汚れ)の量が多いことを示します。
いずれの調査でも、北浦の水の汚れ具合は高いとの結果でした。汚れ具合が高いと、十分な酸素が生き物に行き届かず、生態系を壊すことになります。子どもたちからは、「自分たちの手で北浦の水質をきれいにしたい。」と将来に向けた前向きな意見がありました。
多面的機能支払交付金では、草刈りや泥上げといった農地を保全管理する取組みだけでなく、地域の様々な世代や立場の方が一体となった共同活動にも活用することができます。
これらの活動をきっかけに、農業者以外のみなさんを含めた地域の交流の機会につなげませんか?
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