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更新日:2024年11月1日
県南農林事務所経営・普及部門(土浦地域農業改良普及センター)の令和6年度に行った現地活動の情報です。もくじの各項目からそれぞれの記事に移動することができます。活動に応じて随時更新していきます。
令和6年10月26日(土)、土浦地域女性農業士会は茨城大学農学部学生調理サークルとの交流会を、阿見町吉原交流センターの調理室において開催しました。
参加者は大学生8名、女性農業士6名、普及指導員2名でした。
午前中は、女性農業士が持ち寄った農産物を食材とし、3つの班に分かれて学生と調理を行い、地元のれんこんを活かした汁物や餃子、栗おこわ、卵を原料としたスイーツなどを作り、その後食事しながら歓談しました
午後は、土浦地域就農支援協議会との共催企画として就農に関する意見交換会を行いました。あらかじめ学生が就農意識に関するアンケートを実施しており、その結果についてプレゼンテーションが行われた後に、女性農業士の就農体験談の発表や、現在の新規就農者動向の説明等を通し、活発な意見交換が行われました。
茨城大学農学部学生との交流会は昨年に引き続き2回目となりますが、今回は農業士の重要な役割である次代の担い手育成に焦点をあて、就農支援協議会と共催しました。調理を通した交流を深めるだけでなく、担い手確保について学生から貴重な意見が出され、学生さん方に就農について考えていただくともに、女性農業士会と就農支援協議会の活動の参考となる意見を収集することができました。
普及センターでは今後も女性農業士会の地域と農業振興の活動を支援してまいります。
【成長産業・担い手】
令和6年10月25日(金)に、BLANDE研究学園店で令和6年度県南地域農業学園第5回「販売戦略講座」を開催しました。
県南地域農業学園は、当部門、稲敷地域農業改良普及センター及びつくば地域農業改良普及センターの合同開催で年間9回の講座を予定しており、本講座はその第5回目にあたります。今回の講座には、計25名の学園生が出席しました。
講座は、株式会社カスミ青果担当者の講師による、新業態店舗の視察と「青果販売店に選ばれる農産物について」の講話が行われました。店舗内を視察しながら、取り扱われている商品や陳列方法等について説明を受け、講師や学園生同士で意見交換が行われました。講話は、販売店における青果物の消費動向や販売形態の変化、売れ筋商品についてお話いただきました。また、消費者に手に取ってもらえる工夫等についてもアドバイスをいただきました。講座終了後、地元野菜コーナーでの販売に関する個別の相談も行われ、学園生の販路拡大につながるものとなりました。
当部門では、新規就農者の農業経営者としての資質向上に資する活動を今後も実施していきます。
【販路拡大】
令和6年10月20日に開催された豊島市場まつりにおいて、JA水郷つくば田村蓮根部会がれんこんPR販売を行い、普及センターもPR活動を支援しました。当日は、生産者が中心となり、れんこんのパック及び袋を販売しました。肌が白い高品質なれんこんは大人気で、お客様が途切れることなく販売開始から1時間もたたずに、完売となりました。
JA水郷つくばでは、れんこんの消費拡大のため、様々な地域でPR販売を行っています。普及センターは今後も関係機関と連携し、れんこんの産地振興を支援してまいります。
【販路拡大】
令和6年8月27日、茨城県柿組合連絡協議会主催の立毛共励会が開催されました。この共励会は、「松本早生富有」及び「富有」の高品質安定生産を目指し、健全な樹づくり及び適切な樹園環境に対する認識を高める目的で毎年開催しているものです。本年度は出品者6名(協議会に所属する3組合からそれぞれ2名ずつ選出)の柿園において、会長及び茨城県農業総合センターの専門技術指導員、園芸研究所等7名が審査員となり、「樹勢」「整枝・せん定」「結実」「病害虫」等の項目について審査を行いました。審査の結果、得点の高い順に上位3ほ場が入賞となりました。
本年度は、果樹カメムシ類の大発生、夏季の記録的高温等、柿生産にとって厳しい条件が重なりました。そのような状況下においても、特に上位に入賞した園では、天候及び病害虫リスクを回避し、高品質生産を目指すための徹底した栽培管理が行われていました。審査を兼ねた圃場巡回には、審査員以外の会員6名も参加し、せん定や防除に関する活発な情報交換が行われました。
当部門は、今後も栽培指導をとおして柿の高品質安定生産、産地振興を支援してまいります。
【成長産業・担い手】
令和6年7月30日(火曜日)に、令和6年度県南地域農業学園第2回「鳥獣害対策講座」を開催しました。
農業学園は、新規就農者の農業経営者としての資質向上を目的に開催され、今年度は、当部門、稲敷地域農業改良普及センター、つくば地域農業改良普及センターの3普及センターで合同開催し、今回は3普及センターの管内から8名の農家が出席しました。
鳥獣害対策の専門家である株式会社うぃるこの山本氏を講師に迎え、当地域の主要作物の一つであるれんこんを食害するカモを主とした野鳥及びその他作物で問題となるイノシシの特徴とその対策について講演いただきました。
講演途中では、学園生同士で、自らや周囲の農家が実践する鳥獣害対策について意見交換してもらい、活発な意見交換がなされました。学園生が実施または見聞きしている対策が、実際に対象鳥獣に有効か、その後の講演内で補足いただき、実践的な講義となりました。
当部門では、新規就農者の農業経営者としての資質向上に資する活動を今後も実施していきます。
【成長産業・担い手】
JA水郷つくば、JA新ひたち野、JAやさとの各ナシ生産部会で、7月末から選果場を利用したナシ「幸水」の出荷が開始されました。管内市町のナシ栽培面積は235haあり、県全体の約35%を占めています(2020年農林業センサス)。
ナシの出荷開始前には、過熟果や未熟果の出荷により産地の信頼を落とさないよう、市場と部会で収穫時の色目や選果の基準等を入念に目合わせしました。目揃会の中で、当部門からは収穫直前の防除等について情報提供しました。
当部門は、今後も栽培指導をとおしてナシの高品質安定生産、産地振興を支援してまいります。
【成長産業・担い手】
JAやさと採種部会では、水稲、麦、大豆の種子生産に取り組んでいます。県内で最も水稲種子の生産量が多く、約130haで「コシヒカリ」など5品種を生産しています。
水稲は出穂期(穂の4~5割が出そろった日)と糊熟期(出穂期から15日後頃)の2回、ほ場内に審査員※が入り、採種部会員らの立会いの下で異株や種子伝染性病害等の有無といった生育状況を見て回りながら審査を行います。今年は7月24日(水曜日)から1回目のほ場審査を開始しました。
当部門からは、生産者に審査結果と次回の審査までに気を付けたいほ場管理について話をしました。今後も、栽培指導を通して優良種子生産の支援をしていきます。
審査員:茨城県知事により任命された職員
【成長産業・担い手】
令和6年7月4日(木曜日)と12日(金曜日)にかけ、JA水郷つくば霞ケ浦中央集荷所にて、かすみがうら市のれんこん生産者、JA水郷つくば、全農いばらき、県南農林事務所経営・普及部門(土浦地域農業改良普及センター)等延べ190名が出席して目揃え会を行い、露地れんこんの本格出荷を開始しました。
今年は好天の影響で生育が大きく進んだことから例年より数週間早い出荷になりましたが、れんこんは肥大に優れる良好な品質です。JAからは出荷規格を遵守して品質が高いれんこんを出荷するよう説明があり、生産者からも調製や選別についての質問が多く出される活気あふれる目揃え会となりました。
当部門からは、生産者の所得を向上させるための病害虫・雑草防除や、環境に配慮した施肥技術、熱中症対策について情報提供を行いました。今後も安全・安心な農作物の生産を支援していきます。
【成長産業・担い手】
令和6年7月8日(月曜日)、9日(火曜日)にJA水郷つくば水稲部会で現地研修会が開催され、30名の部会員が参加しました。
中生品種である「コシヒカリ」を中心に、「ふくまるSL」や「にじのきらめき」などの、出席した生産者の圃場を見回りながら現在の生育状況や幼穂長を調査し、穂肥の時期や量、斑点米カメムシ類の防除適期などについて確認しました。
今年の生育状況は、高温が続いた影響などで例年よりも進んでいました。そのため、収穫に向けた準備を早めるよう指導しました。また、カメムシの発生量が多いため、しっかりと適期に防除を行うよう周知しました。一部のほ場でいもち病や紋枯れ病の発生がみられ、防除方法について指導しました。
今後も、当部門ではJA等関係機関と連携し、高品質・高収量の水稲生産を目指して生産者への支援を行っていきます。
【成長産業・担い手】
令和6年7月8日(月曜日)から11日(木曜日)にかけて、JA水郷つくばれんこん肥料・農薬講習会が開催されました。4日間で土浦市内の生産者89名が参加しました。
普及センターからは、今年度、産地で特に問題となっているレンコンネモグリセンチュウ、クワイクビレアブラムシ、スクミリンゴガイの発生動向や対策、実証ほの結果について、スライドを用いて情報提供を行いました。
今年度産のれんこんは、6月上旬から出荷を開始しています。普及センターは、れんこんの安定生産を目指し、今後も栽培指導等を通じて支援してまいります。
【成長産業・担い手】
令和6年6月26日(水曜日)、JA新ひたち野石岡梨部会とJAやさと梨部会が合同で、ナシ「恵水」の栽培講習会を開催しました。
当日は、樹体ジョイント仕立てを行ったナシ栽培ほ場に生産者及び関係機関合計40名が集まりました。普及センターから、「恵水」摘果の際に残す果実、着果の程度など、仕上げ摘果と修正摘果の方法について実演を交えながら説明しました。「恵水」栽培に長けた生産者から、樹勢を落とさずに毎年収量を確保するため、着果過多にしないよう十分注意するよう助言がありました。また、収穫時の果実の着果状況がイメージできるよう、果実模型(直径100ミリメートル球体、5L相当)を枝に設置しました。
講習会に参加した生産者の間で「(果実模型を見て)この枝の着果量はまだ多いので摘果した方がいい」、「自分ならこの果実を摘果する」など活発な意見交換が行われました。
両部会では「恵水」は4L以上で品質の安定した果実の出荷を目標としています。当普及センターでは、今後も栽培指導をとおして「恵水」の安定生産、産地振興を支援してまいります。
【成長産業・担い手】
令和6年6月5日(水曜日)、6月6日(木曜日)にJAやさと採種部会及び稲作部会が水稲の栽培講習会を開催し、普及センターより今年の気象概況や中干しの効果等について説明しました。
当日は生産者72名のほか農薬メーカーが参加し、今年の生育状況や供試した除草剤の効果等について意見を交わしました。生産者からは「藻の発生が多い。効果的な防除方法はあるか。」、「今年は果樹にカメムシの発生が多いが水稲でも多くなりそうか。」などの質問が上がりました。次回は、穂肥の時期に合わせ施用のタイミングについて周知する予定です。
当普及センターでは、今後も栽培指導を通して水稲の生産安定、産地振興を支援してまいります。
【成長産業・担い手】
令和6年6月7日(金曜日)、JA水郷つくば霞ケ浦中央集荷所にて、ハウスれんこん生産者、JA水郷つくば、県南農林事務所経営・普及部門(土浦地域農業改良普及センター)等約30名が出席して目揃え会を行い、新物れんこんの出荷を開始しました。
今年は春の気温が平年より高く高温障害が懸念されるなか、生産者はハウスの温度管理や品種を検討するなど栽培管理を工夫したところ、障害の発生もなく、肥大に優れる良質なハウスれんこんを収穫することができました。
JA担当者からは出荷前のれんこんを手に、調製や選別、氷詰めの方法についての説明がありました。生産者からは多くの意見が出される活気にあふれる場となり、消費者に質の高いれんこんを届けたいという意識の高さがうかがわれました。
当部門ではれんこん生産者の所得を向上させるため、今後も安全・安心な農作物の生産を支援していきます。
【成長産業・担い手】
当普及センター管内のJAやさと採種部会では、水稲、麦、大豆の種子生産に取組んでいます。
令和6年4月25日(木曜日)から大麦のほ場審査が、5月14日(火曜日)から小麦のほ場審査が始まりました。麦類は出穂期(穂の4~5割が出そろった日)と糊熟期(出穂期から15日後頃)の2回、ほ場内に種子審査員※が入り、採種部会員らの立会いの下で生育状況等を見て回りながら合否の判定を行いました。今年は出穂後に降雨が多く一部倒伏が認められましたが、病害の発生はほとんど認められず、部会員の栽培管理技術の高さが伺えました。ほ場審査に合格した麦類は、収穫後に発芽の良否について審査を実施し種子として求められる品質を満たしているか確認します。
当普及センターでは、今後も栽培指導を通して種子産地の支援を行っていきます。
種子審査員:茨城県知事により任命された職員
【成長産業・担い手】
令和6年4月26日(金曜日)、農業経営士協会県南支部土浦地域情報連絡会を開催しました。
令和5年度の県農業経営士協会、県南支部及び土浦地域の活動結果の報告や、令和6年度事業計画が議論されました。昨年農業経営士協会県南支部が4年ぶりに実施した自主研修会を今年度も実施することとなりました。また、県農業経営士協会では今年度50周年を迎えるに伴い50周年記念事業が行われるため、これらの活動を土浦地域でも協力して進めていきます。
今後も経営・普及部門では地域農業のリーダーである農業経営士の活動を支援していきます。
【成長産業・担い手】
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