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更新日:2017年4月6日
JICA青年海外協力隊として、平成25年10月に中国へ派遣された渡辺泰弘隊員から現地での活動レポートを送っていただきました。
JICA青年海外協力隊、シニアボランティア等で活躍されている隊員の皆様には、茨城県国際親善大使として委嘱させていただき茨城県と世界の架け橋として活動いただいております。
私は現在、中国の河北省唐山市にある病院で、理学療法士として活動しています。
渡辺隊員が勤務する唐家庄医院 |
中国の病院は等級が分かれていて、3級から級なしまであります。またその等級の中でもグレードがあり、上から甲、乙、丙となります。それらは病床数や医師数、看護師数、設備などによって決定されています。
その中で私が配属されている病院は2級甲の病院で400床ほどの中級病院です。現在半年が過ぎて、行っている活動は、1.患者診療、2.ICU病棟での早期リハビリの開始(中国ではICUのリハビリはほとんどやってなく、任地でも最近開始した)、3.週一回の勉強会の開催、4.近隣病院でのリハビリ指導、の4点を実施しています。
診療風景 |
診療風景
中国では理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士という枠組みがなく、治療師と統一され、病院に就職してからそれぞれ配属されます。国家資格自体がまだ整ってなく、私の病院のスタッフは半年間違う病院で研修をしたのちに資格を持った方々です。そのため、知識・技術に関しては不足しています。しかし、それでも向上心があり、とてもいい環境に恵まれたと思っています。
勉強会の様子 |
まだ言葉の壁もあり、100%自分の伝えたいことが伝えられていませんが、今後も草の根の活動を行い、任地の方にとって来てもらってよかったと思うような活動ができるよう頑張ります。
青年海外協力隊25年度3次隊
渡辺泰弘(理学療法士)
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