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更新日:2025年5月12日
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4月23日(水曜日)に、独立行政法人国際協力機構筑波国際センター(JICA)の課題別研修「小規模農家の生計向上のための野菜生産技術」コースの受講生12人が鹿島地帯特産指導所を見学しました。
当所からは、儲かる農業実現に向けて取り組んできたこれまでの研究成果の紹介や、産地の各生産団体と一体となって取り組んできた現地検討会の様子を紹介しました。また、現在の産地情勢についても説明するとともに、試験研究課題の概要について説明を行いました。
その後、ピーマン栽培ハウスに移動し、炭酸ガス施用による収量向上試験や、天敵導入によるアザミウマ防除試験の概要について研究員から説明を行いました。意見交換では、受講者から「炭酸ガスの燃料は何を使っているのか」、「天敵であるタバコカスミカメの移動能力は高いのか」といった質問がありました。受講生の母国では、環境制御や天敵を活用した果菜類の栽培は珍しいとのことで、施設栽培への関心の高さが伺えました。
次に、センリョウ栽培施設に移動し、プランター栽培や疫病菌に対する農薬の試験について研究員から説明を行いました。受講生からはセンリョウの用途や、農薬に関わる質問がありました。
鹿島地帯特産指導所では、これからも関係機関と連携し、試験研究に取り組んでいきます。
写真 ピーマン栽培技術に関する意見交換の様子