更新日:2023年12月11日
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イスラム過激派組織ISILは、2019年にシリア・イラクにおける支配地域を失い、相次いで指導者が殺害されたものの、新たな指導者を発表しています。ISILは、従前より、日本を含む「対ISIL有志連合」参加国等に対して爆発物や銃器に限らず、ナイフ・車両等を使用したテロの実行を呼び掛けており、これに影響を受けたと見られるテロ事件が発生しています。
また、イラク及びシリアで戦闘に参加していた外国人戦闘員が自国又は第三国に渡航してテロを行うことが懸念されます。
一方、アル・カーイダは、インターネットを通じてテロの実行を呼び掛けており、中東、アフリカ及び南アジアにおいて活動する関連組織が、政府機関等を狙ったテロを行っているなど、依然として大きな脅威となっています。
2019年4月のスリランカにおける連続爆破テロ事件を始め、邦人や我が国の権益がテロの標的となる事案が発生しており、今後も邦人がテロや誘拐の被害に遭うことが懸念されます。
ISILはオンライン機関誌「ダービク」において、我が国や邦人をテロの標的として繰り返し名指ししており、アル・カーイダについても、米国及びその同盟国に対する戦いを標榜(ぼう)し続けており、米国と同盟関係にあり、多くの米国権益を国内に抱える我が国がテロの標的となる可能性は否定できません。
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