薬剤耐性菌って知ってますか？

AMR：薬剤耐性（Antimicrobial Resistance）

抗菌薬（抗生物質）が効かない菌＝薬剤耐性菌が世界的な問題になっています。

薬剤耐性菌が増えると、これまで抗菌薬を飲めば治っていた感染症が治りにくくなり、他の病気の治療にも影響が出ることがあります。現在、薬剤耐性によって世界で年間70万人が死亡しています。

抗菌薬を正しく飲まないと、体の中に病原菌が残って変化し、薬剤耐性菌が発生する可能性があります。

また、抗菌薬は、多くの風邪やインフルエンザの原因であるウイルスには効きません。必要のない抗菌薬の服用は、薬剤耐性菌の発生につながるのでご注意ください。

抗菌薬は医師の指示通り飲み切りましょう！

途中で止めない！

勝手に量や回数を変更しない！

他の人にあげない！もらわない！

茨城県感染症対策連携協議会薬剤耐性対策部会について

茨城県における薬剤耐性対策事業について協議しています。

• 令和3年12月、県民向け啓発動画「STOP！AMR」を作成しました。
• 令和3年2月、医療従事者向け研修動画「かんたんな経口抗菌薬の使い方」を作成しました。
• 令和2年9月、県民向け啓発ポスターを作成しました。
• 令和5年7月、県民向け薬剤耐性対策啓発動画「薬剤耐性菌って知っていますか？」を作成しました。
• 令和5年7月、茨城県薬剤耐性対策推進会議と筑波大学のコラボ啓発動画を公開しました。

 薬剤耐性に関するアンケート調査の実施について

令和3年11月8日～12月12日、県内医師を対象にアンケートを実施しました。ご協力いただきました先生方に厚くお礼申し上げます。

アンケートの結果は県内医師対象アンケートの実施結果（PDF：394KB）をご覧ください。

抗菌薬等に関する意識調査（アンケート）の実施について

令和2年10月19日～11月1日、いばらきネットモニターを対象にアンケートを実施しました。

アンケートの内容と各設問の説明は抗菌薬等に関する意識調査について（PDF：106KB）、結果はいばらきネットモニターアンケート結果一覧をご覧ください。

• いばらきネットモニターについて

薬剤耐性菌による感染症の発生状況

茨城県感染症発生動向調査事業の結果をまとめました。

データで振り返る薬剤耐性の現状2019（外部サイトへリンク）

令和2年3月、AMR臨床リファレンスセンターが公開しました。

「抗微生物薬適正使用の手引き」について

主に外来診療を行う医療従事者（特に診察や処方、保健指導を行う医師）を対象に、厚生労働省が発行しました。

• 抗微生物薬適正使用の手引き　第三版　本編　（2023年12月20日）（PDF：4,704KB）
• 抗微生物薬適正使用の手引き　第三版　別冊　（2023年11月16日）（PDF：1,943KB）
• 抗微生物薬適正使用の手引き　第三版　補遺　（2023年11月16日）（PDF：1,537KB）
• 抗微生物薬適正使用の手引き　第三版　ダイジェスト版（PDF：1,618KB）

薬剤耐性（AMR）ワンヘルスプラットフォーム（外部サイトへリンク）

ヒト・動物・環境分野における薬剤耐性菌の耐性率・抗菌薬使用量などのデータが集約され、各データを分野別、都道府県別、経年別に地図やグラフで表示できます。（AMR臨床リファレンスセンター公開）

レセプト情報・特定健診等情報データベース（NDB）に基づいた抗菌薬使用量サーベイランス（外部サイトへリンク）

JANIS（厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業）公開情報

検査部門の都道府県別公開情報「期報・年報」（外部サイトへリンク）に、茨城県における「主要菌の抗菌薬感受性」などのデータが掲載されています。

リンク集

• AMR臨床リファレンスセンター（厚生労働省委託事業）（外部サイトへリンク）
• 内閣官房国際感染症対策調整室「薬剤耐性（AMR）」（外部サイトへリンク）
• 政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報～薬剤耐性（AMR）」（外部サイトへリンク）
• 日本製薬工業協会「薬剤耐性（AMR）」（外部サイトへリンク）
• 厚生労働省「薬剤耐性（AMR）対策について」（外部サイトへリンク）
• 国立感染症研究所「薬剤耐性研究センター（AMR研究センター）」（外部サイトへリンク）
• 農林水産省（家畜に使用する抗菌性物質について）（外部サイトへリンク）
• 首相官邸（国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議）（外部サイトへリンク）