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更新日:2024年8月8日
茨城県国際交流員は国際理解のために、県内の国際交流団体や学校等において、県民向けに自国の文化等について発表しています。
【セイフェンCIRから】
2024年6月22日、県国際交流協会主催の茨城県留学生親善大使・いばらき応援大使任命式で発表させていただきました。
任命された大使は、「ワールドキャラバン国際理解教育講師等派遣事業」(以下、「ワールドキャラバン事業」という。)を中心に、当協会の事業への参加を通して、県民の方の異文化理解を深める大事な一翼を担うこととなります。
今年度、新たに62名が任命され、以前からの活動者と合わせ、17の国・地域から総勢102名が茨城県留学生親善大使として活動することとなりました。
県国際交流員としても、当大使とともにワールドキャラバン事業に積極的に参加し、県内の小・中学校、高等学校、特別支援学校及び生涯学習の場などを訪問し、母国の特徴や日本との違いを紹介することにより、学生をはじめ、県民の方に異文化に触れ、多文化共生社会づくりに参加してもらうとともに、海外に対する好奇心を育むよう努めています。
今回は、ワールドキャラバン事業に多く参加していることもあり、新たに任命された大使がこれからの活動を無事に遂行できるよう、私が実際に使用した高校生向けの発表資料を示しながら、作成の際に心がける点などを説明するとともに、体験談を交えながら、学生の関心や心をつかむような発表のコツを紹介しました。
今後ともフランス出身の県国際交流員として、県内の教育機関を訪問し、フランスの文化や特徴を紹介することにより、フランス人と県民の方の架け橋になれるよう努めてまいります。
ワールドキャラバン事業の詳細は下記のリンクからアクセスできます。
ワールドキャラバン事業HP:ワールドキャラバン(国際理解教育講師等派遣事業) – 茨城県国際交流協会 (ia-ibaraki.or.jp)(外部サイトへリンク)
【ボーセンCIRとソフィーCIRから】
6月6日(木曜日)及び6月13日(木曜日)
にCIR2名で茨城県立消防学校を訪れ、学生101名に
特定の緊急事態に適した英語研修を実施しました。
レッスンの最初、学生たちは緊張しているようでしたが、
研修の前に余談を交えて雰囲気も和みました。
レッスン中、学生たちはライティングと文法の練習をし、
分からないときは積極的に手を挙げ、質問もしてくれました。
効果的な研修になったと思います。
基礎的な英語表現と共に、現場ですぐに言える緊急時に欠かせない用語についても学習しました。グループワークと練習を重ねるにつれて、学生たちは自信をもって講師と同級生と英語で会話できるようになりました。緊急時に救急隊員が躊躇わずに迅速に情報を伝える必要があるので、この研修は実践に備えた有意義な機会になったと思います。
【ボーセンCIRから】
消防士が救助する方の中には、日本人だけでなく外国人もいるため、国籍や言語の区別なく適切な対応が必要となる救急隊員の仕事には大きな責任が伴っているように感じました。私は今回が二回目でしたが、このような仕事が非常に刺激的で重要なものであることに感動しました。これからも、皆さんがいつも通り頑張って、さらに快く英語に触れられればと思っています。
【ソフィーCIRから】
県立消防学校で英会話研修を実施するのは、今回で7回目と8回目でしたが、毎回、英語を練習しようという学生たちの意欲に感心していました。この研修は短かったですが、これから消防学校を卒業してからも、地域社会で英語を活用できる自信を身につける機会になれたのなら嬉しいです。
【ソフィーCIRから】
2024年4月12日(金曜日)に茨城県国際交流協会主催の世界文化セミナーでイギリスの社会情勢と多文化社会等について発表を行わせていただきました。
‘British Identity’(イギリス人のアイデンティティ)をテーマにイギリスを構成する4ヶ国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)の特徴を紹介し、その違いの原因を理解するために、各国によるイギリスの多文化社会への影響(食事・イベントなど)、それぞれの考え方の特徴や社会階級における立場等を説明しました。例えば、最近のイギリス国内の調査によると、スコットランド出身の人口のうちイギリス人 (British) よりもスコットランド人(Scottish)としての意識が強い方が過半数を占めているそうですす。
質疑応答や意見交換のとき、方言、英国王室や社会階級問題等に対するイギリス人の考え方についての質問が特に多かったです。イギリスにおける社会階級とは非常に難しい社会概念で、イギリス人の日常生活にもよく影響を及ぼしています。そのため、そのニュアンスを説明するのによく苦労しますが、今後もまたそれを紹介する機会があれば嬉しいと思っております。
今年度よりYoutubeにてオンデマンドでもご覧になれますので、世界文化セミナーのオンデマンドコースにご関心のある方は、以下のリンクよりご覧ください。
2024年度春期世界文化セミナー 参加者募集中 – 茨城県国際交流協会 (ia-ibaraki.or.jp)
【セイフェンCIRから】
2024年2月27日(火曜日)に県政出前講座を実施し、「外国から見たいばらき」をテーマに、古河市国際交流協会の会員に対し、発表させていただきました。
在留外国人が増えている中、自分の二重国籍者(フランスとチュニジア)の経験をもとに、フランスと日本における外国人・移民の現状や立場を比較するとともに、在留外国人が抱えうる課題やその解決方法について紹介しました。
フランスは多文化共生社会と呼ばれることが多く、歴史的に移民を数多く受け入れ、そのような社会の実現に向けて積極的に取り組んできたにもかかわらず、集住地域、移民の帰属意識の低下や社会経済的格差など、課題が未だに残っています。日本よりも前から移民を受け入れてきたフランスの移民政策や移民の立場の良し悪しにかかわらず、地域の多文化共生社会づくりの取組はもちろん、日常の各自の在留外国人との接し方においても、フランスの事例を参考にすると良いと思い、その現状を紹介しました。
また、在留外国人人口の増加に伴い、その子供である移民二世も増えていくと思われます。
私の周りを見る限りでは、海外にルーツを持つフランス人が過半数を占めており、帰属意識や文化的なアイデンティティがより複雑になってきています。日本も同じ方向に向かっていることから、来日したところの在留外国人だけでなく、日本生まれの移民二世が疎外感を抱かないような取組が草の根レベルでも必要になってくると思われるので、地域の国際交流団体に何ができるかを参加者とともに意見交換しました。
数年前から日本に住んでおり、日本語もほぼ流暢に使えるにもかかわらず、初対面で英語で声をかけられると、悔しい思いをしたことがある外国の方が多く、このような些細なことでも疎外感に繋がる可能性もあります。今後外国の方に声をかけるとき、日本語能力が分からない場合、まずは日本語で声をかけてあげていただければ、嬉しいと思います。
今後もフランスの文化紹介をはじめ、異文化理解について皆様と意見交換をするのを楽しみにしております。
【ボーセンCIRから】
Hey, how ya doinʼ? アメリカ出⾝のCIRのボーセンです。
2024年2月3日(土曜日)に水戸内原国際交流ふれあいの会
(英語サロン)で発表させていただきました。
アメリカについてどのようなイメージをお持ちですか。ここ数十年でアメリカのヒスパニックの人口が増えており、アメリカの文化も大きく変化しています。そこで‘American Culture and Traditions’(アメリカの文化と伝統)をテーマにアメリカの多様性、文化・言語の発展及び伝統等を紹介しました。
発表ではアメリカのスペイン語圏からの人口が増えており、メキシコ料理がさらに人気になっているということや、歴史的に英語はラテン語を語源としていることなど、スペイン語と英語の類似点も説明しました。参加者の大半はアメリカに行った経験があったので、アメリカのヒスパニック社会のことや基本的なスペイン語に関して、ある程度の知識がありました。そのため、発表中多くの参加者からアメリカの興味深い体験について共有していただくことができたので、皆さんと話題をさらに細かく話せたのは楽しかったと思います。また、出身地の方言と他の英語の違いやクリスマスの伝統にも興味を示され、発表後にも質問をたくさんしていただきました。
アメリカ文化のあまり知られていない側面であったので、今回皆さんにとって新鮮な内容を紹介する機会となり、本当に感謝しています。今後も日本語と英語の考え方、話し方の違いやそれが文化の違いに繋がっていることについても発表できればと思っています。
7月23日(土曜日)にセイフェンCIRとソフィーCIRが水戸国際交流センターで行われた「ちょっとだけワールドツアー」という文化交流イベントで発表しました。
小学生とその保護者を対象に、フランスとイギリスの食事と文化を紹介しました。
イギリス出身のソフィーCIRは参加者にイギリスの
紅茶文化を紹介し、イングリッシュ・ブレックファストと
ショートブレッド(スコットランドの伝統的なクッキー)
の様々な楽しみ方を教えました。
また、英国王室と王冠の特徴を紹介すると、英国王室が
7億円以上の王冠を持っていることに、子供たちは
とても驚いていました!また、王族になりきって自分の
王冠を作ってもらい、それをかぶったまま英国紅茶を
楽しんでもらいました。
フランス出身のセイフェンCIRは作りたてのフランス風のクレープを試食してもらいながら、
日本とフランスのクレープの食べ方や小学校の違いなどを紹介しました。
フランスでは2月2日がクレープの日になっており、その際にほとんどの家庭が親子でクレープ作って食べることと、生クリームとフルーツが一般的なトッピングではないことに子供たちは特に驚いていました。
参加者の前で簡単なレシピでクレープ作りのデモンストレーションを行い、フランスではクレープとは店だけではなく、家でも一緒に楽しく作れるものであるというメッセージを伝えました。
6月8日(木曜日)及び15日(木曜日)にジョナスCIRとソフィーCIRが茨城県立消防学校を訪れ、
91名の学生に緊急時に役に立つ英語を中心とした英会話レッスンを行いました。
レッスン中、英語で話すことに緊張している様子も
見られましたが、英語のゲームを一緒に行うなど、
様々な場面で英語を使うことを練習して、学生たちは
とても上手にコミュニケーションを取ることができました。
レッスンでは、火災に関する緊急英語を中心に、
役に立つ単語やフレーズなどを学習し、英語を母国語としない
外国人住民とのコミュニケーションを目的とした
優しい英語も学びました。
茨城県では外国人住民の数が増え続けており、
救急隊員が自信を持って英語で会話できるようになること
は、地域社会に貢献する上で非常に重要です。
レッスンで学んだことを活かして、消防学校の学生たち
が緊急時だけではなく、日常でも自信を持って外国人住民と
英語でコミュニケーションを取れるように手助けができれば
と思っています。
Shalom! アメリカ出身のCIRのジョナスです!
2023年6月7日(水曜日)及び6月9日(金曜日)に茨城県国際交流協会主催の世界文化セミナーでJudaism [ユダヤ教]をテーマに発表させていただきました。
日本ではユダヤ人についての一般的な情報が少ないので、
世界中に存在するユダヤ人がどのような人たちなのかを
知る一助になればと思いました。また、世界中には
さまざまなユダヤ人コミュニティがありますが、
私はアメリカのユダヤ人の視点からユダヤ教について
話したいと思いました。
発表後の意見交換において、
興味深い質問をたくさんいただきました。
参加者は、特に何がユダヤ人なのか、ユダヤ教と他の宗教の違い、神様への信仰等に関心を寄せました。
日本にいる人たちにユダヤ教について話す機会はあまりないので、ユダヤ教でない人たちが私たちの文化についてどう考えているのかを聞き、新しい知識を伝えることができた機会を本当にありがたく思った。
Hello, what’s the craic?(アイルランドの挨拶) アイルランドとイギリス出身のCIRのソフィーです!
2023年5月10日(水曜日)及び6月2日(金曜日)に茨城県国際交流協会主催の世界文化セミナーで
発表させていただきました。
‘Introduction to Northern Ireland and Ireland’
(北アイルランドとアイルランドの紹介)をテーマに
アイルランド英語の特徴、北アイルランド問題や
パブの文化等を紹介しました。
参加者の大半がアイルランドに行ったことがない
にもかかわらず、アイルランドの歴史や政治に詳しい人が
多かったです。
発表後の意見交換において、興味深い質問をたくさんいただきました。
参加者は、特にアイルランドと北アイルランドの関係に対するBrexit(イギリスのEU圏離脱)の影響や、
アイリッシュパブと日本の居酒屋の違い等に関心を寄せました。
アイルランドは小国ながら、アイルランドにルーツを持ち、世界各地に居住する
大きなコミュニティーにより、世界的な影響力を持つ国でもあります。
ゆえに、今後も県内でアイルランドの文化や歴史に対する国際理解を深めて行きたいと思います。
アイルランドに対する関心を高めるように、今後も日本と比較しながら、イギリスだけでなく、
アイルランドの社会、文化等を紹介できればと思っております。
世界文化セミナーの詳細は下記のリンクからアクセスできます。
世界文化セミナーHP:世界文化セミナー – 茨城県国際交流協会 (ia-ibaraki.or.jp) (外部サイトへリンク)
Bonjour! フランス出身のCIRのセイフェンです。
今日は公益財団法人茨城県国際交流協会(外部サイトへリンク)で開講中の世界文化セミナー
についてお話します。
これは、国際交流と多文化理解を目的として、JET ALTやCIR等に自国の文化について発表してもらい、
国際理解を深めていく事業です。このセミナーで私は通常は司会を務めています。
世界文化セミナーの詳細はこちら (外部サイトへリンク)
2023年4月19日(水曜日)及び21日(金曜日)は
自分も講師として、「Work Culture in France」
(フランスの仕事文化)をテーマに、フランスの年金問題、
働き方に対する日本人との考え方の違い等について
発表しました。
参加した方には日本とは異なるフランスの働き方や、
抗議(デモ)について理解を深めていただきました。
今後も様々な機会において、フランスの社会を紹介し、異なる文化への理解を促進していきたいと思います。
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