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No. | 学校名 | 発表資料タイトル |
1 | 茨城県立三和高等学校2年1組 | New菅生沼 〜新しい菅生沼に向けて〜 |
2 | 茨城県立三和高等学校2年2組 | 坂東市・菅生沼周辺での環境活動 |
3 | 茨城県立三和高等学校2年3組 | 西仁連川源流での環境活動報告 |
4 | 茨城県立三和高等学校2年4組 | 西仁連川源流での防災活動報告 |
5 | 茨城県立つくば工科高等学校ロボット工学科 | ロボット技術で水質改善 〜霞ヶ浦で泳ぎたい!〜 |
No.1 | 【発表資料】New菅生沼 〜新しい菅生沼に向けて〜 |
茨城県立三和高等学校2年1組 |
【内容】ボランティア活動を通して、菅生沼周辺のゴミ拾いを実施。併せて菅生沼周辺の動植物や池の環境を調査した活動
菅生沼でのボランティア活動 ゴミ拾いを行う様子 |
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〜センターからのコメント〜 ボランティア活動を通して菅生沼の現状を知り、今後菅生沼をどのようにしたいか考えることができました。 菅生沼の現状を調べる際、「活動前のイメージ」のような仮説・予想を立てて調査したことで、菅生沼周辺の環境について様々な発見があったのではないかと思います。 また、調査結果を踏まえ、「どこでもきれいに渡り鳥が撮れる菅生沼」という新たな目的を見出し、そのための手段を検討できたことは、今回の活動の成果ではないでしょうか。 ゴミの種類をランキング形式にしたのは面白いです。ゴミの量を量的な表現(個、kgなど)にすると、時期や場所による違いが比較しやすくなると思います。また、水質については、パックテストなど簡単に調べる方法もあるので試してみてください。 写真からは皆さんが笑顔で楽しそうに活動する様子が伺えました。菅生沼の魅力を周りの人にも伝えて、この活動が代々続くことで、「どこでもきれいに渡り鳥が撮れる菅生沼」が実現できると良いですね。 |
No.2 | 【発表資料】坂東市・菅生沼周辺での環境活動報告 |
茨城県立三和高等学校2年2組 |
【内容】ボランティア活動を通して、菅生沼周辺のゴミ拾いを実施。併せて菅生沼周辺の動植物や池の環境を調査した活動
菅生沼での調査(釣りの様子) ゴミ拾いを行う様子 |
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〜センターからのコメント〜 環境について考える際、様々な視点で調査することは大切です。ボランティア活動という環境を配慮する活動を通して、改めて菅生沼周辺の環境を眺めるからこそ発見できた一面があったのではないかと思います。「自然豊かで人々の癒しの場となっている菅生沼をきれいにするにはどうすればよいか」という想いは、調査・研究を進めるための原動力となるでしょう。 資料については、項目立てを工夫するとさらにわかりやすい報告書になると思います。また、水質や生物量を定量的に表現すると、他の湖沼との比較等がしやすくなると思います。 今回の調査結果や参考文献等を生かして仮説を立て、菅生沼周辺の環境についてさらに深く調査できる方法を見つけられると良いですね。 菅生沼をきれいにするためには、周りの人にも菅生沼の魅力や現状を知ってもらうことも大切です。ぜひ今回活動して感じたことを周りの人にも伝えて、地域全体で菅生沼を大切にできると良いですね。 |
No.3 | 【発表資料】西仁連川源流での環境活動報告 |
茨城県立三和高等学校2年3組 |
【内容】西仁連川の水質調、生き物、土地利用、ゴミについて調査した活動
西仁連川でゴミ拾いを行う様子 西仁連川の水質調査の様子 |
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〜センターからのコメント〜 西仁連川にゴミがあることで発生しうる環境被害を予想し、実際に調査を行うことができました。ゴミの調査に加えて、生き物の調査、土地利用の調査を実施し、西仁連川の10地点で水質調査を実施することで、より詳しく西仁連川の環境について知ることできたのではないでしょうか。今回の調査結果を生かして、水質調査で得られたCOD値とゴミや生き物、土地利用との関連性を考えてみても良いかもしれません。 また、活動後に、ゴミを減らすためにできることをクラス全体で話し合うことができ、「学校でできること」「地域でできること」「日本でできること」と立場を分けて考察することができました。 今後は話し合ったことをできることから行動に移し、西仁連川の環境が良くなるように取り組んでほしいと思います。 |
No.4 | 【発表資料】西仁連川源流での防災活動報告 |
茨城県立三和高等学校2年4組 |
【内容】西仁連川の水質、生き物、植物、ゴミについて調査した活動
西仁連川の環境を調査 ゴミ拾いを行う様子 |
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〜センターからのコメント〜 西仁連川にゴミがあることで発生しうる災害について予想し、実際に調査を行うことができました。ゴミの調査に加えて、水質調査や生き物の調査など、様々な視点から西仁連川を調べることができました。調査結果を生かして、COD値とゴミの量の関係や、しじみがいたところにゴミがあったか等、それぞれの関連性を考えてみても良いと思います。 活動後にはゴミを減らすためにできることを、「個人でできること」から「世界でできること」まで様々な立場で考えることができました。タイトルが「防災活動報告」となっているので、まとめでもう少し「防災」について触れるとさらに良くなると思います。 今回の活動はゴミを拾いながら、様々な視点から西仁連川について考えることができる良い機会だったと思います。今後もボランティア活動への積極的な参加や環境調査を行い、西仁連川だけでなく周囲の環境についても考えてみてください。 |
No.5 | 【発表資料】霞ヶ浦で泳ぎたい! |
茨城県立つくば工科高等学校 |
【内容】霞ヶ浦の水質改善を目的に、センシングやろ過を自動で行う水質管理システムを開発し、試作機の作成及び実験を行った研究
発表動画 |
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〜センターからのコメント〜 研究をまとめた動画資料では、研究の経緯や自分たちが目指す霞ヶ浦にするために何が必要なのか等をユーモアを交えながらわかりやすく表現することができました。霞ヶ浦に対する熱い想いが伝わってきました。 霞ヶ浦が現在の状況になるまでの歴史的な背景や水質の状況を調べた上で現地調査を実施することで、霞ヶ浦の現状をより詳しく把握することができています。また、高校生の視点で霞ヶ浦の将来について真剣に考えている様子も伺えました。 そして、ロボット工学科で学んだ知識や身に着けた技術を駆使して、センシングやろ過を自動で行う水質管理システムを開発したことにはとても感心しました。次は、開発した水質管理システムを、河川や霞ヶ浦の水などを使って自然に近い状況で稼働させ、システムのレベルアップを図ってみてはいかがでしょうか。 ぜひ、研究成果を地域に向けても発信し、泳げる霞ヶ浦の実現に向けて一緒に取り組んでいきましょう。 |
茨城県霞ケ浦環境科学センター 環境活動推進課
電話:029−828−0961 FAX:029−828−0967