ここから本文です。
更新日:2023年9月28日
農業者が災害その他の事故による被害を受けたときに、その損失を補てんする農業共済と、それらの事故や農産物の価格低下等による収入減少を補てんする収入保険があります。
農業共済組合が事業を実施(収入保険は受託業務)しています。
災害に対する損失補てん等の他に、災害を未然に防ぐための活動を行い、地域農業振興に寄与しています。
全ての農業者が対象です。
米、麦、果樹、畑作物、家畜、農業用ハウスなどが自然災害によって受ける損失を補償します。
茨城県で農業共済の対象としている共済事業は、次のとおりです。
種類 | 対象作物等 | 補償内容 |
農作物共済 | 水稲、麦、陸稲 | 災害等による作物の減収等に対する損害を補てんします(収穫共済) |
果樹共済 | なし | |
畑作物共済 | 大豆、スイートコーン、かぼちゃ | |
家畜共済 | 牛、豚、馬 | 災害等による資産の減損に対する損害を補てんします(資産共済) |
園芸施設共済 | 園芸施設(温室など)、付帯施設、施設内作物 | |
建物共済 | 建物・家具類など | |
農機具共済 | 農機具 | |
保管中農産物補償共済 | 建物に保管中の農産物 | 火災および水害などの自然災害に加え、盗難、運送中の事故による損害を補償します |
収入保険は、農業経営者のセーフティネットとして、品目の枠にとらわれずに、農業経営者ごとの収入全体を見て総合的に対応し得る保険制度です。
対象者 | 青色申告を行う農業者(個人・法人) |
補償対象 |
品目にかかわらず自ら生産した農産物の販売収入全体 (肉牛、肉用子牛、肉豚、鶏卵はマルキン等が措置されているので除く) |
補償内容 | 災害、価格下落、ケガ、盗難等による収入減少の補てん |
対象者は、青色申告を行っている農業者です。なお、加入申請時に青色申告事績が1年分あれば加入できます。
品目の限定は基本的にありません。米、畑作物、野菜、果樹、花、たばこ、茶、しいたけ、はちみつなどほとんどの農産物をカバーします。(なお、肉用牛、肉用子牛、肉豚、鶏卵はマルキン等が措置されているので対象にはなりません。)
農業者ごとに、保険期間の収入が基準収入の9割を下回った場合に、下回った額の9割を補てんします。
詳しくは、農林水産省ホームページ(外部サイトへリンク)や全国農業共済組合連合会ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
青色申告を行っている農業者は、収入保険に加入することができます。
青色申告は、自分の経営を客観的につかむための重要なツールです。青色申告には、税制上のメリットもありますので、早速取り組んでみましょう。
新たに青色申告を始めるためには、個人の場合、3月15日までに、所轄税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
この申請を行えば、その年分の所得から、青色申告を行うことができます。(申告時期は翌年2月~3月)
農林水産省「農業経営の収入保険(詳細)」(外部サイトへリンク)
農業共済組合等名 | 電話番号 | 範囲 |
---|---|---|
029-350-8815 |
水戸市、日立市、土浦市、石岡市、龍ケ崎市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、守谷市、常陸大宮市、那珂市、稲敷市、かすみがうら市、桜川市の一部(旧岩瀬町)、つくばみらい市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、東海村、大子町、美浦村、阿見町、河内町、利根町 |
|
0299-90-4000 |
鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市 |
|
0296-30-2900 |
古河市、結城市、下妻市、常総市、筑西市、坂東市、桜川市の一部(旧真壁町、旧大和村)、八千代町、五霞町、境町 |
|
029-215-8881 |
県内全域 |
なお、農業保険制度(農業共済・収入保険)の概要については、下記のホームページもあわせてご参照ください。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください