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更新日:2025年1月15日
本県では、「茨城県職員子育て応援・女性活躍推進プラン」に基づき、家事・育児や介護をしながら活躍できる職場環境づくりの推進、女性の採用・登用の拡大やワーク・ライフ・バランスの推進等に積極的に取り組んでいるところです。今回、実際に育児と仕事を両立し、活躍している2名の女性職員をご紹介します。
(配属先等の記載は2024年12月時点のものです。)
他の活躍事例も知りたい方は過去の記事をご覧ください。
大学を卒業するまで茨城県から出たことがなく、知らない土地には行きたくなかったこと、また、結婚して子育てをする場合に、周囲のサポートが得られやすそうだったことなど、安定志向により茨城県を志望しました。他には、父が市職員、母が国家公務員(地方勤務)だったので、広域かつ広範な県の仕事が魅力的に感じられたことが挙げられます。
私が入庁した当時、県は国と市町村間の連絡・調整をするような役割で、また、女性職員は庶務などの仕事を担当していたのですが、地方分権の進展や女性の活躍促進により、創造的でやりがいのある仕事が増えてきたことが感慨深いです。
都道府県会館(千代田区平河町)にある事務所に勤務して、中央省庁から国の政策動向を情報収集したり、県選出の国会議員と連携して要望活動をしたりしています。また、茨城県人会という首都圏在住の茨城県出身者等のネットワークの強化に努めるとともに、茨城県のアンテナショップでイベントを開催するなど茨城の魅力発信にも取り組んでいます。
東京に近い茨城県は、企業誘致や観光戦略、農産物販売など様々な分野において他県よりも優位性があります。東京のヒトやモノとの結びつきを強めることで、人口減少時代においても茨城県の活力が維持できるよう頑張っています。
組織としてのパフォーマンスが上がることに管理職としてのやりがいを感じます。男女の別に関係なく安心して働くことのできる環境づくりに努めるとともに、自分がこれまでどんな時に仕事のモチベーションが上がったかを思い出しながら、それぞれのメンバーが少しでも成長できるような機会を与えて、それが実現できるように支援しています。
児童虐待対応の仕事をしていた時は、休日になっても、気持ちが休まることがなかったです。虐待を少しでも減らしたいと思い、児童相談所と警察による家庭への立ち入り訓練を始めたことや、虐待ケースのデータベース化などを進めたことが印象に残っています。
また、農産物を首都圏に売り込む仕事になってすぐ新型コロナが流行したのですが、オンラインでメロンを収穫するイベントを企画したり、仕事が暇になった有名シェフを県内に案内して生産者とのつながりを強化するなど、制約の中で工夫したことが楽しい記憶として残っています。
結婚・出産してしばらくは、仕事と家庭しかありませんでしたが、子育てに余裕が出てくる中で、長期研修の話をいただいたり、商店街活性化のボランティアなどを依頼された際に、できるだけ断らずにチャレンジしてきたことで、仕事と家庭以外の時間が充実してきたように思います。
現在、娘が二人の子育て中なのですが、自分がこれまでに周りから受けてきたようなサポートを返していきたいなと思っています。
全てにおいて信頼関係を構築すること。自分の都合だけを押し付けず、相手の立場に立って考えることを続けていけば、その時は結果が出なくても、あとで実を結ぶことがあると思います。また、仕事では、自分の印象がそのまま茨城県のイメージになるので、できるだけポジティブな印象を残せるように(茨城県を好きになっていただけるように)対応しています。
県職員は名刺の信頼度が抜群です。その分、責任が大きいということでもありますが、仕事を通して本当にたくさんの肩書の方と会うことができて、豊かな人生が送れます。また、いろいろなタイプの仕事や役職を経験することで自分の適性が発見できます。一生の仕事として強くお勧めします。
大学時代に東日本大震災があり、気仙沼市にボランティアに行った際、発生して間もなかったこともあり、現地ではボランティアの人々が行き先に困っていたり、物資は多く現地に届いているものの、本当に困っている方々には、届いていない現状を目の当たりにしました。
そのような中、改めて社会における行政機関の重要性や人々が困った時に一番頼りになるのは、行政機関であることを再認識し、大学では、行政に関わる授業を積極的に受講し、理解を深めていきました。
様々な行政機関を検討しましたが、生まれ育った茨城県に貢献したいという思いから茨城県を志望しました。
現在は、計画推進課で県外からの移住者を増やす取組みを行っています。茨城県に移住したい方への支援として移住イベントを都内で開催したり、移住者への補助事業を実施しているほか、茨城県に移住したい方を増やす取組みとして、県内企業と県外人材との副業プロジェクトなども実施しています。
県内外を問わず、多くの方々に出会い、交流することができるほか、茨城県の魅力を多くの方にお伝えすることができる、とてもやりがいのある仕事です。
生活文化課で従事したアクアワールド茨城県大洗水族館の管理運営の業務が特に印象に残っています。
私が担当した当時、水族館開園から15年が経過し、設備の更新に伴う工事発注も行いつつ、リニューアルオープンのための方針作りと、入庁4年目で大きな業務を任せていただき、やりがいを持って業務にあたっていましたが、初めてのことばかりで四苦八苦しておりました。
とても大変ではありましたが、上司や同僚に支えていただきながら、業務を完了させることができました。
水族館に行き、お子さんなど、来館者の方々の楽しんでいる姿や笑顔を見ると、とても嬉しく思うのと同時に、仕事での達成感を得ることができました。
私は、4歳の子どもがおり、夫が県外に単身赴任中で、ワンオペで育児を行っています。とはいえ、育児だけでなく、仕事も120%で取り組みたいと考えているので、県庁の様々な制度を活用しながら働いています。
例えば、子どもが体調不良の時、看護休暇をいただいたり、充実したテレワーク環境でいつでもどこでも効率的に業務を行うことができます。
また、保育園の送迎時間に合わせて時差出勤なども取りやすい環境となっており、活用しています。
さらに、県庁内に保育所が設置されているため、育休から復帰する際、保育園に入園できるか不安なく、仕事に復帰することができました。
上司や同僚の方々にフォローをしていただいているおかげで、仕事と子育てに120%で取り組んでいます。上司や同僚の方々には、感謝しかありません。
子育てと仕事を両立していく上で、時間の管理や効率性は、とても重要だと考えています。県庁では、業務効率化のため、RPAやAIなども積極的に活用しているため、そういったものを仕事に取り入れながら、業務に取り組んでいます。
また、自分の任された業務にプラスαの価値を付けられるよう、日々、課題意識を持ち、改善できる点はないか、検討するようにしています。
現在担当している、移住の業務も社会のトレンドを意識しつつ、毎年度バージョンアップできるよう、グループでディスカッションするように心掛けています。
これまで、多岐に渡った業務に携わらせていただいたおかげで、広い知見を得ることができたとともに、県内外多くの方と接し、多角的な視点で業務に取り組む機会をいただきました。
これからは、これまでの知見などを活かし、茨城県が発展できるよう、引き続き様々な業務で貢献していきたいと考えています。
茨城県庁は、新しいことにチャレンジする前向きな職場です。自分で事業を提案する場もあったり、働き方についても、他の行政機関に比べて、時差出勤やテレワークの推進など先進的に取り組んでいます。
業務については、簡単なことばかりではありませんが、地域貢献につながる、とてもやりがいのある仕事です。
ぜひ、みなさんの力を発揮していただき、一緒に働きましょう。
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